サンデー早起キネマ『八犬伝』

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10/27は、名優たちの豪華共演！涙で洗われた心が温かくなる、とっておきの3本をご紹介。

1本目は、役所広司さん主演！滝沢馬琴が描いた「南総里見八犬伝」の世界と執筆の秘密を巡るエンターテインメント超大作
『八犬伝』

原作は、山田風太郎氏の『八犬伝上・下』。
「南総里見八犬伝」の作者・滝沢馬琴と葛飾北斎との交流を描いた【実の世界】と、「南総里見八犬伝」の物語【虚の世界】の2つの世界を交錯させながら描いた作品です。
見事に映画化したのは、1970年代のNHKの人形劇「新八犬伝」に夢中だったという曽利文彦監督。
「仁義礼智忠臣孝悌」の八つの珠。「我こそは、玉梓が怨霊～」の台詞。覚えている方も多いのでは？

江戸時代の人気作家・滝沢馬琴は、友人の絵師・葛飾北斎に、構想中の物語を語り始めます。
それは、由緒正しい武家・里見家にかけられた恐ろしい呪いを解くために、八つの珠を持つ八犬士が運命に導かれるように集結し、壮絶な戦いに挑むという壮大にして怪奇な物語。
夢中になった北斎は、物語の続きを聴くために事あるごとに馬琴の元を訪れ、二人の奇妙な関係が始まります。
やがて物語は異例の長期連載へと突入しますが、ついにクライマックスに迫った時、馬琴の目が見えなくなってしまいます。
完成が絶望的な状況の中、息子の妻お路から意外な申し出が…。
果たして、物語はどのように完成されたのでしょう？そして、物語に込められた馬琴の強い思いとは？

滝沢馬琴は役所広司さん、葛飾北斎は内野聖陽さんが演じました。
馬琴の仕事場での2人の絶妙な掛け合いが、時に笑いがこぼれ、時に世の中を憂い…それはそれは素晴らしいのです。まさに【実の世界】。
他に、馬琴の妻に寺島しのぶさん、馬琴の息子・宗伯（鎮五郎）には磯村勇斗さん、その妻のお路に黒木華さん。
さらには立川談春さん、中村獅童さん、尾上右近さんが重要な役どころで登場します。

そして、南総里見八犬伝の物語、【虚の世界】には、八犬伝の始まりとなる伏姫に土屋太鳳さん、里見家に呪いをかける玉梓に栗山千明さん、八犬士には、渡邊圭祐さん、鈴木仁さん、板垣李光人さん、水上恒司さん、松岡広大さん、佳久創さん、藤岡真威人さん、上杉柊平さん。
そして河合優実さんと錚々たるメンバーが、VFXを駆使した超スペクタクルな戦いに挑みます。これがまたどうなっちゃうんだろうと、ドキドキワクワク…。