ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2024.02.04

サンデー早起キネマ『カラーパープル』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
2/4は、爽やかな感動に包まれる、相手を思いやる心が起こす奇跡の物語を3本ご紹介。

2本目は、スティーブン・スピルバーグ監督の感動のヒューマンドラマがミュージカルに!
『カラーパープル』

大ヒット作品を生み出しながらも賞には縁遠かったスピルバーグが、『E.T.』の後、初めてシリアスな作品に挑戦。アカデミー賞に10部門11ノミネートされたにもかかわらず、無冠に終わった曰く付きの作品です。
そんな“記録よりも記憶に残る”名作『カラーパープル』が38 年の時を経て、ミュージカル映画としてスクリーンによみがえりました。新鋭ブリッツ・バザウーレが監督に抜擢されました。

主人公は、母の亡き後、横暴な父に虐待され、10代にして望まぬ結婚を強いられたセリー。
夫のせいで最愛の妹ネティと生き別れ、夫からぞんざいな扱いを受ける不遇な日々の中でも
ユーモアを忘れない彼女は、偶然にも人気歌手シュグの世話をすることになります。最初はセリーを軽んじていたシュグですが、一緒に過ごす時間が増えるうちに、セリーの中にある不屈の精神とユーモアを認め、次第に二人は絆を強めていきます。
セリーもまた、シュグによって初めて“自分の価値”に気づかされます。
そして、ある出来事をきっかけに、セリーの未来は大きく動いていくのです。

主人公のセリー役は、グラミー賞受賞歌手でブロードウェイミュージカルでもセリーを務めたファンテイジア・バリーノ。
妹ネティには、『リトル・マーメイド』のハリー・ベイリー。
人気歌手のシュグには、タラジ・P ・ヘンソン、そして、H.E.R. など、みんな歌の上手さが桁違い!実力派キャストたちの、パワフルで魂を振り絞るような歌声に、心を鷲掴みにされます。

1909年から始まる物語は、人種差別のみならず、男尊女卑が激しく、胸が痛くなりました。
父と夫に支配され、最愛の妹と引き裂かれながらも、自由で型破りな女性たちと出逢い、友情を超えた強い絆に導かれて、自分が輝ける場所を見つけようとするセリー。
次々と立ちはだかる壁を不屈の精神とユーモアで何度も乗り越えるその姿は私たちを奮い立たせてくれます。
先の見えない現代に生きる私たちに必要な《希望》と《自己肯定感》を得る方法を、きっと教えてくれますよ。

『カラーパープル』
2月9日(金)より全国公開

公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/colorpurple/
製作総指揮:オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、スコット・サンダース、クインシー・ジョーンズ
監督:ブリッツ・バザウレ
原作:アリス・ウォーカー
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P ・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R. 、ハリー・ベイリー他
原題:The Color Purple
配給: ワーナー・ブラザース映画
© 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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