ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2024.01.28

サンデー早起キネマ『フェルメール The Greatest Exhibition -アート・オン・スクリーン特別編-』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
1/28は、実話をもとにした作品やドキュメンタリー作品など3本をご紹介。

2本目は、65万人を動員した史上最大規模の展示会がスクリーンに蘇る探求型・アートドキュメンタリー
『フェルメール The Greatest Exhibition -アート・オン・スクリーン特別編-』

オランダを代表する17 世紀の画家、ヨハネス・フェルメール。諸説ありますが、現存する作品は37点と言われています。
その数少ない作品数でも「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」など有名作品が数多くあり、日本でもファンが多いですよね。
展覧会の中に1点でもフェルメール作品が含まれていると話題になりますし、CMにも使われています。

オランダ・アムステルダム国立美術館では、2023年2月〜6月に、「フェルメール展」が開催され、現存する作品のうち28点が世界中から集められ、113カ国から65万人を動員しました。
この映画は、その「フェルメール展」で展示された作品を丁寧に紐解いたアートドキュメンタリーです。

手紙や日記、文献などが何も残されていないので、彼を知るには作品を鑑賞するしか手立てはありません。でも、観ただけじゃわかりませんよね。この映画では、美術館の館長やキュレーターなどの作品解説、技術を駆使した研究によって明らかになったフェルメールの手法などから、より深くフェルメールの作品を知ることができるのです。
例えば、「牛乳を注ぐ女」。元は背景に水差しを置く棚などが描かれていましたが、完成した作品の壁には何もありません。
空間、色に拘り、窓から差し込む光まで計算して、写真のようなピントの合わせ方をしているのです。
そんな風に一つ一つ丁寧に教えてくれます。

スクリーンでフェルメールの絵画と対峙し、光、色彩、そこに描かれた人々の物語を知り、細かいディテールまで独り占めできるという極上の時間が過ごせます。
色は光で光は色…を描いたただ一人の画家。
生き生きした人々の生活の一瞬を写真のように切り取り、一瞬を永遠にしてしまう画家。
絵を鑑賞しているのに、まるでその場で見ていると錯覚させる画家。
フェルメールの虜になること間違いなしです。もう、知らなかった頃には戻れません。
なぜフェルメールは人々を魅了するのか…?あなたもその答えをスクリーンで確かめませんか?

『フェルメール The Greatest Exhibition -アート・オン・スクリーン特別編-』
2024年2月2日(金)~全国順次公開

公式サイト:https://artonscreen.jp/
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
©Seventh Art Productions

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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