おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
10/22は、閉塞感溢れる時代に、人間の本音・本質を問う衝撃作を3本ご紹介。
2本目は、近未来、AIと人間は共存できるのか?現代を生きる我々に警鐘を鳴らし、人間とAIの未来像を示す衝撃の問題作
『ザ・クリエイター/創造者』
『GODZILLA ゴジラ』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督の最新作!ラストシーンは号泣必至の感動SFアクション大作です。
人類と人工知能(AI)の戦争が激しさを増す50年後の近未来。人類を助け守るために日々進化を続けてきたAIが、突如ロサンゼルスで引き起こした核爆発をきっかけに、両者の熾烈な戦争が10年に渡って続いているのです。
元特殊部隊にいたジョシュアは、人類を滅ぼす兵器を生み出した創造者=クリエイターの暗殺を命じられ、人間とAIが共に暮らすニューアジアに潜入。しかし突き止めたアジトにいたのは、超進化型AIを搭載した半分機械のあどけない6歳の女の子アルフィーでした。
ジョシュアはその状況に戸惑い、やがて“ある理由”から彼女を暗殺するのではなく守ることを決意。
戦いが激しさを増す中で、人間であるジョシュアとAIのアルフィーの間に深い絆が生まれていくのです。
そして、壮絶な争いの果てに明らかになる衝撃の真実!人類とAIの戦いの結末は一体?
ジョシュアを演じたのは、『ブラック・クランズマン』『TENET テネット』のジョン・デヴィッド・ワシントン。激しいアクションと情緒あふれる表現が素晴らしかったです。
他に、ジェンマ・チャンやアリソン・ジャネイ、また、世界で活躍する渡辺謙が重要な役どころで登場。
そして、なんと言ってもAIと人間の未来を握る鍵。アルフィー役の新星マデリン・ユナ・ヴォイルズの可愛さが炸裂!両手を合わせ平和を祈るような気高い姿、笑顔と涙が忘れられません。
先日、来日した監督の記者会見に行ってきたのですが、「AIの台頭を許さないアメリカを代表する西と、それを許す東=ニューアジアと呼ばれる地域の分断だ」と話していました。
実際に、タイ、ベトナム、カンボジア、ネパール、日本などで行われた撮影。観たことがないのにリアリティを感じる迫力ある映像に心惹かれました。
この作品ではAIと人間の戦いを描いてはいますが、国や地域同士で戦っている今の世界の状況と一緒なんですよね。ほんのちょっとした食い違いからどんどん猜疑心が深まり、相手を憎むようになる。そして、自分と考え方が違う相手が許せなくなり、排除の方向に進んでしまう…自我を持つAIの誕生が現実味を帯びてきた今、本当にこのままでいいのか?考える時です。
でもこの作品のおかげで、ただいたずらに憂うるばかりではなく“アジアの考え方が、将来、大きな役割を担えるのではないか”という期待感も芽生えました。
『ザ・クリエイター/創造者』
10月20日(金) 全国劇場にて公開
公式サイト:映画『ザ・クリエイター/創造者』|20世紀スタジオ公式 (20thcenturystudios.jp)
監督・脚本:ギャレス・エドワーズ(…『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『GODZILLA ゴジラ』)
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、渡辺謙、ジェンマ・チャン、アリソン・ジャネイ、
マデリン・ユナ・ヴォイルズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2023 20th Century Studios
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