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6/25は、躓いても転んでも、諦めずに頑張る主人公の姿に涙が流れる3本をご紹介。

1本目は、主演アンドレア・ライズボローの演技が大絶賛されている
『 To Leslie トゥ・レスリー 』

アメリカでは単館上映の小さな作品でしたが、アンドレア・ライズボローの圧巻の演技が話題を呼び、
グウィネス・パルトロー、シャーリーズ・セロン、エイミー・アダムス、ジェーン・フォンダ、ローラ・ダーンといった実力派ハリウッド俳優から熱い支持を受け、アカデミー賞主演女優賞へのノミネートを果たし、賞レースへと躍り出た作品なのです。
ケイト・ウィンスレットは「私の人生で見た中で最も素晴らしい演技」とまで絶賛しています。

ノミネートまでのシンデレラストーリーとは裏腹に、アンドレア・ライズボローが演じるのは、宝くじに当選し19万ドル(日本円で約2,500万円)を手にするも、すべてお酒に使い果たしてしまい、行き場を失ったシングルマザー、レスリー。
舞台は、アメリカ・テキサス州西部。6年後、レスリーは息子を頼りますが、約束を破ってお酒を飲んでしまい呆れられてしまいます。
次は街に戻り、かつての友人ナンシーとダッチの元へ向かうのですが、やはり酒に溺れ、ここも追い出されてしまいます。
そんな中、孤独なモーテルの従業員スウィーニーと出会い、雇ってもらえることに。そこでレスリーは、後悔だらけの過去を見つめ直し、母親に失望した息子の為にも、人生を立て直すセカンドチャンスに手を伸ばし始めるのです。
果たしてレスリーは、自分の人生を取り戻すことができるのでしょうか？

ハリウッドスターたちが大絶賛したアンドレア・ラズボロー。
宝くじで大金を手にして浮かれ、酒に溺れすべてを失い、周りの人に頼るも見放され、行き場を失った
レスリーは、スクリーンの中ではなく身近に存在すると、その演技にリアリティーを感じました。
メガホンをとったのは、ドラマで活躍し、これが長編初監督のマイケル・モリス。
「映画制作は共感することだと考えている。キャラクターを作り、物語を作ることで、世界の共感力を少しでも高めたい」と話しています。

最初はレスリーのいい加減さや意志の弱さにちょっとイライラしましたが、スウィーニーと出逢い、お酒を断とうと頑張る姿を見て、本気で病気に悩む人たちがいることに思い至りました。自分の意志だけではどうにもならないこともあるんですよね。
そして、人との出逢いで人は変われるのだと、とても清々しい気持ちになりました。
息子にも友人にも見放されながら、人との出会いをきっかけに、人生の再起を図るレスリー。
ラストには涙なしでは見られない心温まる瞬間が待ち受けています。

『 To Leslie トゥ・レスリー 』
６月２３日（金）全国ロードショー

公式サイト：https://movies.kadokawa.co.jp/to leslie
監督：マイケル・モリス
出演：アンドレア・ライズボロー（『オブリビオン』『バードマンあるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』）、マーク・マロン（「 GLOW ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」）、オーウェン・ティーグ（『フロッグ』『 IT イット “それ”が見えたら、終わり。』）、ア
リソン・ジャネイ（『アイ トーニャ 史上最大のスキャンダル』『 LOU ルー』）
配給：KADOKAWA
2022 ／英語／１ 19 分／シネスコ／カラー／ 5.1ch ／原題 To Leslie ／日本語字幕：松浦 美奈
© 2022 To Leslie Productions, Inc. All rights reserved