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2023.06.18

サンデー早起キネマ『告白、あるいは完璧な弁護』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
6/18は、思いがけない展開と俳優たちの演技が堪能できる作品を3本ご紹介。

3本目は、韓国を代表する名優ソ・ジソプとキム・ユンジンが熱演!会話劇で描く極上のサスペンススリラー
『告白、あるいは完璧な弁護』

IT企業の社長ユ・ミンホの不倫相手キム・セヒが、ホテルの密室で殺されました。
事件の容疑者となったミンホは潔白を主張し、100%無罪を勝ち取る敏腕弁護士ヤン・シネを雇います。
雪で閉ざされた山の別荘で2人は、事件の真相を探り出すことに。そこでミンホはシネに、“以前起きた1つの交通事故がセヒの殺人に関係しているかもしれない”と告白、事件の再検証が始まります。
錯綜する2つの事件と証言…。その真実は誰のためのものなのか?
欲望に隠された衝撃の事実にたどり着いた時、切ない痛みがあなたを襲います。
えええええーーーーー?!?!?!予測できない怒涛のラストは、ものすごい衝撃です!

密室殺人の容疑者IT企業の社長ユ・ミンホ役は、スリラー作品初挑戦のソ・ジソプ。
敏腕弁護士ヤン・シネには、台本を読むや否や出演を決めたという国際派女優キム・ユンジン。
物語は、2人が別荘で事件を検証する緊迫した数時間のことなんですが、証言をもとに振り返る過去や仮定・推理の話は映像に託され、映画らしい壮大な広がりをもたらします。
2つの事件で起きた事実は一つなのに、見る角度によってこうも事件の印象が変わるのだと唖然とします。先日ご紹介した『怪物』もそうですが、『羅生門』の昔からモノの見方を警告する作品は脈々と続いているのですね。

この素晴らしい会話劇のため、キャストは、撮影前から10回以上にわたる台本の読み合わせを行い、動きや表情、声のトーン、感情の強弱などを細かく調整し、それぞれのキャラクターの感情を全身で覚えていったといいます。その上で、入念なリハーサルを重ね、演技を完成させていったのです。
キム・ユンジンは「俳優生活の中で、これほどまでに考えて役作りをしたのは初めて」と述べ、ソ・ジソプは「この役に込めた思いが大きすぎて、アクション映画の撮影ならもっとエネルギーを使わずに済んだと思う」と語るほど、2人ともキャリア史上最高ともいえる圧巻の演技を見せてくれました。

密室で不審死を遂げるキム・セヒを演じたガールズグループ・AFTERSCHOOLのナナもアイドルの枠を超えたキラリと光る演技が本当に素晴らしかったです!
監督・脚本は、デビュー作『マリンボーイ』が評価されたユン・ジョンソク。
圧倒的な存在感とカリスマ性を持つ俳優たちが繰り広げる演技対決と、緻密なプロットで描かれた
予測不能の展開に観客たちが魅了され、本国では、興行収入ランキング初登場第1位を記録しました。
最後までドキドキハラハラ、新たなサスペンススリラーの傑作!その結末は…是非劇場で確かめてみて下さい。

『告白、あるいは完璧な弁護』
6月23日(金)より、シネマート新宿他にて全国公開

公式サイト:https://synca.jp/kokuhakuaruiwa/ 
出演:ソ・ジソブ、キム・ユンジン、ナナ(AFTERSCHOOL) 
監督・脚本:ユン・ジョンソク『マリン・ボーイ』 
製作:リアライズピクチャーズ『王になった男』『神と共に 第一章:罪と罰』『神と共に 第二章:因と縁』
配給:シンカ 宣伝:フラッグ 提供:シンカ、フラッグ、エスピーオー
2022/韓国/105分/DCP/スコープサイズ/カラー/5.1ch/字幕: HTO MEDIA/
Ⓒ2022 LOTTE ENTERTAINMENT & REALIES PICTURES All Rights Reserved.

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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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