ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2023.05.07

サンデー早起キネマ『MEMORY メモリー』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
5/7は、主人公の情熱に圧倒される作品を3本をご紹介。

3本目は、リーアム・ニーソン主演、余命僅かの殺し屋が挑むタイムリミット・アクション!
『MEMORY メモリー』

リーアム・ニーソンといえば、『シンドラーのリスト』『マイケル・コリンズ』で演技派俳優としての
地位を確立、さらに『96時間』シリーズなどでアクションスターとして第一線で活躍してきました。
そんな彼も70歳を迎え、今回挑んだのは、アルツハイマーで記憶を失っていく殺し屋、「子供は絶対殺さない」という誓いの下、一生で一度の正義を貫く悪のヒーローです。

完璧な殺し屋として裏社会でその名を馳せてきたアレックスが、引退を決意。アルツハイマーを発症し、任務の詳細を覚えられなくなってしまったのです。
しかし、これが最後と引き受けた仕事のターゲットが少女だと知ったアレックスは、怒りに震え契約を破棄。「子供だけは殺さない」という唯一の信念を貫くため、独自の捜査を始めたアレックスは、財閥や大富豪を顧客とする巨大な人身売買組織の存在を突き止めます。
一方、組織を追うFBIからもマークされますが、アレックスはある計画を胸に、自らFBI捜査官に近づこうとします。果たして彼の計画とは?

監督は、007シリーズの『007/ゴールデンアイ』と『007/カジノ・ロワイヤル』を手掛けたマーティン・キャンベル。
2003年に公開されたベルギーのスリラー映画『ザ・ヒットマン』に心動かされ、舞台をテキサスのエル・パソとメキシコ北部の国境へ変えリメイク。アクションシーンを強化し、エンディングも違うものになりました。
やはり、リーアム・ニーソンのアクションは凄い!組織を追い、突き止めたら逆に追われ、FBIにも追いつ追われつ、アルツハイマーという病気のタイムリミットにも追われ…スピード感あふれるストーリー展開と次から次へとやってくるアクションシーンに、ずっと、ドキドキハラハラしっぱなし!手に汗握る2時間です。

ただ、アクションが素晴らしいだけでなく、人間模様もいいんですよ。特にアレックスとガイ・ピアーズが演じるFBI捜査官ヴィンセント!この二人の間に、事件を追ううちに友情というか同志のような気持が芽生えていくんですよね。
お金のために平気で人を殺してきた殺し屋アレックスが、最後に正義のために信念をもって戦う姿に
つい応援したくなります。そして、世の中の正義って一体なに?と思わずにはいられません。
ドキドキハラハらの末の思いがけないエンディング…これは正義か否か…しばらく放心状態になりました。

『MEMORY メモリー』
5⽉12⽇(⾦)TOHOシネマズ⽇⽐⾕ほか全国ロードショー

公式サイト:MEMORY-MOVIE.JP
監督:マーティン・キャンベル(『007 カジノ・ロワイヤル』『007 ゴールデンアイ』)
出演:リーアム・ニーソン、ガイ・ピアース、モニカ・ベルッチ
脚本:ダリオ・スカーダペイン
原作:Jef Geeraerts著「De Zaak Alzheimer」
原題︓『MEMORY』
字幕翻訳︓中沢志乃
配給︓ショウゲート
© 2021, BBP Memory, LLC. All rights reserved.

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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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