ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

  • TOP
  • ブログ一覧
  • サンデー早起キネマ『ラ・ブーム 40周年記念デジタル・リマスター...
2022.12.18

サンデー早起キネマ『ラ・ブーム 40周年記念デジタル・リマスター版』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
12/18は、それぞれの国の愛すべき人物が登場する物語を3本ご紹介。

1本目は、フランス。この作品をご覧になった方、とっても多いんじゃないでしょうか?
40年の時を経て今美しい映像で蘇りました。
『ラ・ブーム 40周年記念デジタル・リマスター版』

公開当時、本国フランスでは、450万人を動員するヒットを記録。日本では1982年に公開され、若い世代を中心に爆発的な支持を得ました。
主人公ビックを演じたのは、700人の応募者を勝ちぬいたソフィー・マルソー。今見てもチャーミング!本当に可愛いですよ。
この曲リチャード・サンダーソンの「愛のファンタジー」も大ヒットしましたよね。
私も見ているはずなのですが、ソフィー・マルソーの可愛さだけが記憶にあって、詳しい内容をほとんど覚えていませんでした。
今回鑑賞してみて「ああ、こういう作品だったんだ」と、改めてご紹介したくなりました。

13歳のビックは、新学期を前に、歯科医師の父、漫画家の母と、パリに引っ越してきました。
クラスメートに誘われた初めてのブーム=パーティーでマチューに出会い、惹かれていきます。
初めての恋で頭がいっぱいのビックでしたが、同時に、いつも彼女を見守っていた両親の関係にも、ある大きな変化が訪れていたのです。

ソフィー・マルソー演じるビックの初々しく切ない初恋の物語かと思いきや、両親の、そして家族の物語でもあるんですよね。
両親は歯科医と漫画家、一見、順風満帆、幸せそうな家庭ですが、良好な夫婦関係をずっと続けていけるわけもありません。晴れや曇り、雨の日だってあるんです。
そんな両親の微妙な変化と初恋に揺れるお年頃のビック…リアルな家庭事情に共感できました。

この作品は、登場人物がみんな魅力的なんです。揺れる両親はもちろん、ハープ奏者で、車の運転は乱暴だけどお茶目なひいおばあちゃんが最高でした。
そして、オシャレなファッション、煙草を吸ったりバイクに乗ったり、恋だって…あまりに大人びたパリの中学生の自由奔放さに驚きました。
パリの美しい景色や80年代を感じさせるレトロな音楽にもご注目下さい。

『ラ・ブーム 40周年記念デジタル・リマスター版』
12月23日(金)より
ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、新宿シネマカリテ他にて全国ロードショー

公式サイト:http://www.finefilms.co.jp/laboum/
監督:クロード・ピノトー 
出演: クロード・ブラッスール、ブリジッド・フォッセー、ソフィー・マルソー
1980/フランス/フランス語/カラー/111分 原題:LA BOUM 映倫:PG12 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 
配給:ファインフィルムズ 
© 1980 Gaumont


最新番組ブログ
    パーソナリティ
    • ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀
      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

    • 過去のホームページ
    • 中山秀征の有楽町で逢いまSHOW
    • 週刊 なるほど!ニッポン
    • ウィークエンド・ケアタイム 「ひだまりハウス」 ~うつ病・認知症について語ろう~