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9/25は、人生について考えさせられる3本をご紹介。

3本目は、ハリウッドの“破壊王”マイケル・ベイが贈る戦慄のパンデミック・スリラー大作
『ソングバード』

新型コロナウイルスの世界的パンデミックの影響で、2020年に入り一変した私たちの生活。その逆境を逆手にとって、リアルな緊張感が漂う都市空間、ロックダウン真っ只中のロサンゼルスで撮影されたのがこの作品です。
映画『アルマゲドン』や『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイがプロデュース、2020年7月、わずか17日間で撮影されました。

物語の舞台は、近未来、４年間ロックダウンが続いている2024年のロサンゼルス。
新型コロナウイルスは「COVID-23」へ変異。致死率は56％、全世界の死者数は1億１千万人超え。感染者は隔離キャンプ“Ｑゾーン”に強制収容され、そこからは二度と出ることはできません。
主人公は、このウイルスの免疫を持ち、自由に動き回ることが許された少数派の青年ニコ。バイク便の仕事をしています。彼はロックダウン下で恋に落ちたサラと、ドア越しに、またはスマホで愛を通わせ、いつか顔を合わせて触れ合うことを夢見ています。
しかし、サラの感染が疑われ、“Ｑゾーン”に徹底隔離されそうに！ニコはサラを救う唯一の方法を求めて、荒廃したロサンゼルスの街を必死に駆けまわります。
果たして彼は愛するサラを救い、2人は実際に触れ合うことができるのでしょうか？

ニコを演じたのは、ドラマ「リバーデイル」でブレークしたニュージーランド出身のKJ・アパ。
サラ役は、ディズニー・チャンネル・オリジナルムービー『ディセンダント』のイヴィ役で知られる俳優でシンガーのソフィア・カーソン。
ドア越し、あるいはリモートでしか会えない、もどかしく切なく純粋な2人の恋が、現代のロミオとジュリエットのようで心惹かれます。

2人の恋愛を軸に、自由が失われた社会で生きることの意義を問う作品になっています。
新型コロナウイルスのパンデミックを実際に経験してきた私たちには、とてもリアルに感じます。
人々はますます孤立し、軍による締め付け、はびこる恐れと喪失感…そうなった時、人は何を思い、何を軸に行動するのか？
愛、勇気、思いやりなど、本当に大切なものへの価値観が問われる作品です。「近未来への警鐘」なのかもしれません。

『ソングバード』
10/7（金）、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開

公式サイト：songbird-movie.jp
出演：KJ・アパ　ソフィア・カーソン　クレイグ・ロビンソン　ブラッドリー・ウィットフォード　ピーター・ストーメア　アレクサンドラ・ダダリオ　ポール・ウォルター・ハウザー　デミ・ムーア
製作：マイケル・ベイ　
監督・脚本：アダム・メイソン　
共同脚本：サイモン・ボーイス
2020年／アメリカ／英語・スペイン語／5.1ch／シネスコ／84分／原題：SONGBIRD／日本語字幕：岡田壯平
提供：WOWOW　　
配給：ポニーキャニオン
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