おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
9/4は、予測不能な展開と俳優陣の演技に痺れる3本をご紹介。
3本目は、イタリア映画界の第一線で活躍する名優達が演じる歪な家族の物語
『靴ひものロンド』

原作は、イタリア人作家ドメニコ・スタルノーネの「靴ひも」。
全米で絶賛され、≪ニューヨーク・タイムズ≫2017年〈注目の本〉にも選出されました。
この“家族小説”を映画化したのは、『ローマ法王になる日まで』『ワン・モア・ライフ!』のイタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティ。

物語の始まりは1980年初頭のナポリ。主人公の家族は4人。ラジオで朗読の番組を担当している夫のアルド、妻ヴァンダ、そして娘と息子。
どこにでもある平穏な暮らしは、ある日突然、アルドの浮気で終わりを告げます。
夫は愛人の元にいき、時々子供たちに会いに来る生活に、ヴァンダの精神状態はだんだん不安定になり、行動もエスカレート。子供達はそっと母親に寄り添います。
そんなドロドロの数年間を経た挙句、家族は些細なきっかけで再び一緒に暮らし始めます。
やがて月日は流れ、冷え切った関係のまま年老いて2人暮らしとなった夫婦は、夏のバカンスへ!1週間後、家に戻ると飛んでもないことが起きていました。家の中はメチャクチャに荒らされ、飼い猫もいません。
一体、何が起きたというのでしょうか?

若い夫婦を演じたのは、イタリア映画界で唯一無二の存在感『幸福なラザロ』『おとなの事情』のアルバ・ロルヴァケルと、『いつだってやめられる』シリーズが大好評のルイジ・ロ・カーショ。
老夫婦は、これまた名優の2人、ラウラ・モランテとシルヴィオ・オルランド。
歳を重ねて入れ替わる二組の夫婦の姿は、過ごしてきた年月、年輪をみるようで違和感がありません。

夫の浮気で壊れる家庭、そして、些細なきっかけで元の鞘に収まる…実際にもよくあることなのかもしれません。身勝手な親に振り回される子供たちも沢山いるでしょう。
何より、子供の頃の記憶やその時思ったことが、ずっと大人になっても心の奥底にあって
その人の考え方に影響を与えているんだなと改めて思いました。
家族ってなんなんでしょうね…それでも愛おしいのか、ウザいのか…考えずにいられません。
でも、予想だにしなかった意外な結末は、そんな私の考えをサーッと吹き飛ばして、サッパリさせてくれました。

『靴ひものロンド』
9月9日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
公式サイト:https://kutsuhimonorondo.jp/
監督・脚本・編集:ダニエーレ・ルケッティ 『ローマ法王になる日まで』『我らの生活』
原作:ドメニコ・スタルノーネ「靴ひも」(関口英子訳、新潮クレスト・ブックス)
出演:アルバ・ロルヴァケル、ルイジ・ロ・カーショ、ラウラ・モランテ、シルヴィオ・オルランド ほか
配給:樂舎
© Photo Gianni Fiorito/Design Benjamin Seznec /TROIKA ©2020 IBC Movie

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