ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2022.07.17

サンデー早起キネマ『キャメラを止めるな!』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
7/17は、蒸し暑さをぶっ飛ばせ!斬新なシチュエーションとスピーディな展開が魅力の作品を2本ご紹介。

1本目は、2018年、熱狂的な口コミが日本列島を駆け巡り、その年の映画界を席捲した異例の大ヒット作がなんとフランスでリメイク!『キャメラを止めるな!』

このコーナーをお聞きの方はご覧になった方も多いでしょうね。私も2回見に行っちゃいました、上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』。監督もキャストも当時は無名にもかかわらず、観客動員数220万人、興行収入は31億円を突破、社会現象を巻き起こしました。
もちろん海外でも大ブームとなりリメイクが注目されていましたが、なんと第84回アカデミー賞で作品賞を含め5部門を制した『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が手を挙げたのです。

さらに驚くことに、主人公の監督役は、フランス№1の人気を誇るロマン・デュリス!
そして、本家『カメ止め』で現場を混乱に陥れた最大の元凶!プロデューサー役で強烈な印象を残した竹原芳子も出演!劇中劇のリメイク企画を依頼するプロデューサー マダム・マツダを演じました。今回もフランス人に交じって負けず劣らず、すごいインパクトでしたよ~。
オリジナル版と同じ、「30分1カットで描くゾンビ映画を生中継」という設定に加えて、日本で作られた大ヒット作のリメイクという構造が重ねられたフランス版『キャメ止め!』、面白くないはずがありません。

日本で大ヒットした映画「ONE CUT OF THE DEAD」のリメイクを依頼された監督のレミー。
その映画は、「山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していたものの俳優たちのド下手な演技にキレた監督が、本物のゾンビを召喚してクルーを襲わせ、超リアルな映像をモノにする!」というもの。
しかもカメラ1台で30分間ワンカットで撮影し、B級映画専門チャンネルで生中継するというイカレた企画です。
撮影現場は、純粋過ぎて空気が読めない監督志望のレミーの娘・ロミーと、熱くなると現実とフィクションの区別がつかなくなる女優の妻ナディアも加わって大混乱!
さらには、まったく話のかみ合わない日本人プロデューサー マダム・マツダからのムチャぶりも!
果たして、トラブルしか見つからない制作チームは、一度もカメラを止めることなく生中継を成功させることができるのでしょうか?

カメ止めをまだ観たことがない方は、驚きの展開にドキドキワクワクするでしょうし、オリジナル版をご覧になった方は、フランス人が演じるドタバタコメディに新鮮さを感じて大笑いすること間違いなし!
欝々とした蒸し暑さもゾンビで一蹴しちゃいましょう!

『キャメラを止めるな!』
全国公開中

公式サイト:映画『キャメラを止めるな!』公式サイト (gaga.ne.jp)
監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス 音楽:アレクサンドル・デスプラ  衣装:ヴィルジニー・モンテル
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、竹原芳子
配給:ギャガ
提供:ギャガ、ENBUゼミナール
英題:Final Cut/2022年/フランス/シネスコ/5.1chデジタル/112分/字幕翻訳:松崎広幸
© 2021 – GETAWAY FILMS – LA CLASSE AMERICAINE – SK GLOBAL ENTERTAINMENT- FRANCE 2 CINÉMA – GAGA CORPORATION

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    • ひろたみゆ紀
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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