ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2022.04.03

サンデー早起キネマ『シャドウ・イン・クラウド』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
4/3は、ハラハラドキドキ、公開されたばかりの3本をご紹介。

3本目は、孤軍奮闘する女性パイロットの極限サバイバル!
メンドクサイ男社会に怪物!零戦!
高度2500mで彼女は生き抜くことができるのか?
『シャドウ・イン・クラウド』

時は1943年、第二次世界大戦中。連合国・空軍女性パイロット、モード・ギャレットが、B-17爆撃機、フールズ・エランド号に乗り込みます。
彼女に託された極秘任務は、最高機密のカバンをニュージーランドからサモアへ運ぶこと。
乗組員はオール男性、女性を馬鹿にした究極の男社会の縮図という爆撃機に乗り込んだモードが、押し込められた狭い銃座の窓から目撃してしまったのは、大空の魔物グレムリン!
やがてグレムリンに機器を破壊され、さらには日本軍の零戦の奇襲を受けたフールズ・エランド号は、制御不能のパニックに陥っていきます。
果たしてモードはこの絶体絶命の危機を生き抜くことができるのか?
そしてある重大な秘密を隠している彼女がこの機に乗った本当の理由とは?

グレムリンと聞くと、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ジョー・ダンテ監督のハリウッド映画『グレムリン』を思い出す方が多いと思いますが、元々は、イギリスを発祥とする妖精の一種。特に第二次世界大戦中は、原因不明の飛行トラブルが起きるたびに、兵士たちの間では、「グレムリンの仕業だ」とまことしやかに語られていたのだそうです。

そんな鋭利な鉤爪を持つ伝説の怪物グレムリンの恐怖、忽然と現れた日本軍の零戦の襲撃、傲慢なのにどこか頼りない男性乗組員、守らねばならない命よりも大切なカバン、彼女の秘密…と、サスペンス・ホラー・アクション・ミステリーと全ての要素がてんこ盛りのこの作品。
第二次世界大戦に従軍した女性兵士たちへのリスペクトをこめ、新たな闘うヒロインを描き上げたのは、中国系ニュージーランド人の新鋭女性監督ロザンヌ・リャン。
ホラーといい娯楽性といい、80年代のテイストもたっぷりです。「噓でしょ?」って笑っちゃうシーンも。

モード・ギャレット役は、『トムとジェリー』の熱演も記憶に残るクロエ・グレース・モレッツ。
キュートなベイビーフェイスとギャップのあるアクション能力と力強さに引き込まれます。
息つく暇もなく次から次へと襲ってくる危機に、見ている私たちもモードと一緒に戦闘モード。
グレムリンと零戦からの攻撃を、上下左右、自在にかわし、アトラクションに乗っている気分が味わえます。少々疲れますが、気分はスッキリ!
上空2500mで繰り広げられる恐怖の戦い、手に汗握るジェットライド・サスペンス・アクション!ぜひ大画面でお楽しみください。

『シャドウ・イン・クラウド』

2022年4月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開中

公式サイト:shadow-in-cloud.com

2021年/ニュージーランド・アメリカ/英語/カラー/SCOPE/5.1ch/83分/原題:SHADOW IN THE CLOUD
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
© Ātārangi Kiriata Limited 2020

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    • ひろたみゆ紀
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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