おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
1/30は、3本をご紹介。
2本目は、『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』のウェス・アンダーソン監督作品
世界中のファンが待ちかねた、記念すべき第10作
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
物語の舞台は、20世紀フランスの架空の街アンニュイ=シュール=ブラゼ。
街には「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部があります。
「フレンチ・ディスパッチ」は、アメリカの新聞社の支社が発行する雑誌で、アメリカ生まれの名物編集長が集めた一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍。国際問題からアート、ファッション、グルメに至るまで、深く切り込んだ唯一無二の記事で人気を博しています。
しかし、編集長が仕事中に心臓麻痺で急死。彼の遺言通り、雑誌の廃刊が決まります。
次の号が、編集長の追悼号にして最終号となる「フレンチ・ディスパッチ」。
記事は、〈1つのレポートと3つのストーリー〉。その全貌やいかに?
オムニバスで綴られた〈1つのレポートと3つのストーリー〉が、奇想天外でユーモアいっぱい。
意外な着目点と展開で本当に面白く、そして、深いんですよ。
なんと言っても、映像、特に色彩に引き込まれました。レンガ色にブルーが映える建物や、ちょっと懐かしいレトロな色合いに、架空のアンニュイの街がイキイキしてくるのです。
フィルム撮影が好きなアンダーソン監督、もちろんこの作品もフィルムで撮影されました。
モノクロから急に鮮やかなカラーになったり、実写が急にアニメに変わったり、画角もワイドからスタンダードになったり…まるで雑誌のページを捲った瞬間、違う世界が広がるように、この作品も突然変わるのです。
内容もコメディが突然燃え上がるロマンスになったり、情緒あふれるシーンに変わったり…。
ワクワクし過ぎて、ひとときも目が離せません。
幼い頃、絵本を読んだ時のあの気持ちです。
名物編集長を演じるビル・マーレイの他、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、ベニチオ・デル・トロ、他に『グランド・ブタペスト・ホテル』でお馴染みの俳優陣も集結。豪華で贅沢な共演も楽しめます。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
全国公開中
公式サイト:https://searchlightpictures.jp/movie/french_dispatch.html
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
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