ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.12.26

サンデー早起キネマ『ヴォイス・オブ・ラブ』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
12/26は、2022年が愛や希望に溢れた年になることを祈って選んだ2本をご紹介。

1本目は、フランスから届いた製作費30億円をかけた音楽エンターテインメントの決定版!
世紀の歌姫セリーヌ・ディオンの人生から生まれた愛の物語
『ヴォイス・オブ・ラブ』

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」「Beauty And The Beast」などの大ヒットで、5度のグラミー賞に輝き、アルバム総売り上げは2億5千万枚を超えるセリーヌ・ディオン。
スーパースターがどんな人生を歩んできたのか、彼女の半生をモデルにした映画が初めて製作されました。
監督と脚本、さらに主演は、フランスが誇る国民的スター、ヴァレリー・ルメルシエ。
セリーヌ・ディオンは今も活躍中で、世界にひとりしかいない大スターへ敬意を表するため、主人公の名前はアリーヌにしたり、フィクションも加えて、ドラマティックに描いています。

カナダのケベック州で暮らす音楽が大好きな仲良し一家に、14番目の末っ子として生まれたアリーヌ。
やがて彼女の特別な歌の才能に気づいた家族は、地元の名プロデューサー、ギィ=クロードにデモテープを送ります。
彼の尽力でアリーヌは12歳でデビュー。たちまち天才少女としてもてはやされます。しかし、ギィ=クロードは、自分の人生をかけてこの奇跡の原石を大切に磨こうと計画し準備。
長い期間を経てついに、ケベックから、パリ、世界へと世紀の歌姫への階段を駆け上がる旅が始まります。
「歌で人々を幸せにしたい!」
それは、アリーヌとギィ=クロードにとって、真実の愛と出会う旅でもあったのです……。


©photos jean-marie-leroy

スーパースターの人生と聞くと、家族にお金を無心されたり、良からぬ取り巻きが集まったり、お酒やドラッグに溺れたり…大いなる光と濃い影が浮かびますが、彼女の人生は全く違うんですよね。
仲の良い優しい家族、やがて夫となる献身的なマネージャー、素晴らしいスタッフ…愛に溢れています。
彼女の人徳なのでしょう、映画を観ている私たちもキュートでユーモアあふれるアリーヌが大好きになります。


©photos jean-marie-leroy

何より驚いたのは、主演のヴァレリー・ルメルシエ。
彼女は50代後半なのですが、なんとアリーヌが5歳~50歳までを演じているのです!しかも身長は177㎝。子供時代は、部屋や小道具などを大きくしてアリーヌが小さく見えるように撮影したそうです。仕草や歩き方なども本当に子供に見えます。大変な演技力ですよ。


©photos jean-marie-leroy

見どころはいろいろありますが、ゴージャスなステージは圧巻です。
歌は、フランスで活躍中の歌手ヴィクトリア・シオが圧倒的な歌唱力でカバー。本人かと思うほどです。でも真似ではありません。素晴らしい歌声です。
歌で人々を幸せにしたいと願うアリーヌとギィ=クロードの2つの魂が〈愛の声〉にのって届きます。
世界中を熱狂させたステージの裏側にあった世界的歌姫の知られざる愛の物語は、私たちに愛の意味を教えてくれるでしょう。
2022年が愛に溢れた年になりますように……。

『ヴォイス・オブ・ラブ』

12月24日(金)より ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

公式サイト:映画『ヴォイス・オブ・ラブ』公式サイト (cetera.co.jp)

監督・脚本:ヴァレリー・ルメルシエ『モンテーニュ通りのカフェ』
出演:ヴァレリー・ルメルシエ、シルヴァン・マルセル、ダニエル・フィショウ、ロック・ラフォーチュン、アントワーヌ・ヴェジナ他
原題:Aline the voice of love/フランス・カナダ/フランス語・英語/2020年/126分/日本語字幕:齋藤敦子/配給・宣伝:セテラ・インターナショナル/宣伝協力:竹田美智留、志村藍香(Ghost)
©Rectangle Productions/Gaumont/TF1 Films Production/De l’huile/Pcf Aline Le Film Inc./Belga

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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