ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.11.14

サンデー早起キネマ『カオス・ウォーキング』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
11/14は、11/12に公開された、希望をもたらしてくれる作品を3本ご紹介。

2本目は、豪華キャストが放つ新感覚SFエンターテイメント
『カオス・ウォーキング』

Tom Holland as Todd Hewitt in Chaos Walking. Photo Credit: Courtesy of Lionsgate

時は西暦2257年。舞台は、環境破壊が進んだ地球を脱出し新天地を求めた人類がたどり着いた【ニューワールド】。
そこでは、自分の考えや心の声が全て映像化され、周りの人に見えてしまうのです。露わになった人間の思考は“ノイズ”と呼ばれています。そして、なぜか女性は死に絶え、1人もいません。
唯一、自分のノイズをコントロール=隠すことができるプレンティスが、首長として街を支配。
この街で最後に生まれたトッドは、ノイズを操る才能があり、首長に目をかけられていました。

そんなある日、トッドは墜落した宇宙船を発見!たった1人の生存者ヴァイオラと出会います。彼女にはノイズがありません。4千人を乗せた巨大宇宙船で地球からやってきた彼女は、小型宇宙船に乗り換えこの星を偵察に来たところ、墜落してしまったのです。
初めて見る女の子に心ときめき惹かれていくトッド。その巨大宇宙船を奪ってこの星を支配しようと企む首長から、彼女を守ろうと決意します。
命をかけた2人の逃避行の先々で、やがて、この星の驚愕の秘密が明らかになっていくのです。

原作は、ベストセラー作家パトリック・ネスの小説『心のナイフ』〈混沌(カオス)の叫び1〉。遠い未来ではなく日常が描かれているとティーンエイジャーに熱狂的に支持されました。
正義感溢れるタフガイでありながら、初めて見る女の子にドキドキしたり妄想したりシャイなトッドを演じたのは、『スパイダーマン』新シリーズでおなじみトム・ホランド。
そんなトッドに冷たくしつつも温かい、こちらもまた正義感溢れる強気な女の子ヴァイオラ役は『スターウォーズ』最終シリーズで勇敢なレイを演じたデイジー・リドリー。
この2人が、頼もしくもあり初々しくもあり、とっても可愛くて魅力的でした。

そして、忘れちゃならないプレンティス首長は、北欧の至宝、宝と言われるマッツ・ミケルセン。このコーナーでも出演作品を何本かご紹介しましたが、こんな役もやるんだなぁ~とちょっと驚きました。何をやっても圧倒的な存在感です。
監督は、『ボーン・アイデンティティ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のダグ・リーマン。

Mads Mikkelsen as Mayor Prentiss in Chaos Walking. Photo Credit: Murray Close

自分が考えていることが映像化されてみんなに見えてしまったら…なんて恐ろしい世界!自分の心と戦い、敵と戦い、過酷な環境とも戦う2人は無事逃げ切ることができるのか?
スピード感あふれる展開にドキドキハラハラ…つい拳を握って2人を応援しちゃいます。

『カオス・ウォーキング』

11月12日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開

映画『カオス・ウォーキング』公式サイト (cw-movie.jp)

出演:トム・ホランド、デイジー・リドリー、マッツ・ミケルセン
原作:『心のナイフ』〈混沌(カオス)の叫び1〉パトリック・ネス著(東京創元社)
脚本:パトリック・ネス&クリストファー・フォード
監督:ダグ・リーマン
2021年/アメリカ・カナダ・香港/英語/109分/ドルビーデジタル/カラー/スコープ/G/字幕翻訳:大西公子
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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