ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.10.31

サンデー早起キネマ『リスペクト』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
10/31は、11/5に公開される“強くて素敵な女性が主人公”の作品を3本ご紹介。

1本目は、“ソウルの女王”アレサ・フランクリンの重要なある時期を描いた音楽エンターテインメントの傑作
『リスペクト』

© 2020 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved

アレサ・フランクリンといえば、ローリング・ストーンズ誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の第一位にもなった伝説の歌姫。
10歳にして、誰もが虜になるその歌唱力で天才と称され、きらびやかなショービズ界の華となった一人の女性。
しかし、その裏に隠されていたのは、説教師として有名な尊敬する牧師の父や愛する夫からの束縛や裏切りでした。
やがて彼女はすべてを捨て、自分の力で生きていく覚悟を決めます!
そして、その歌声が世界を歓喜と興奮で包み込んでいくのです…。

© 2020 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved

この作品は、アレサ・フランクリンという人が形成された幼少期と、デビュー後売れなかった時代からあるきっかけでブレイクした60~70年代にフォーカスしています。アレサの人生が特にドラマティックだった時期です。
演劇監督として活躍し、この作品で長編デビューした女性監督のリーズル・トミーは、「世界で最も素晴らしい歌声を持ちながら、その声が何であるかをまだ知らない女性の話を語りたいと思った」と話しています。
あの歌声を支えるアレサの歴史と物語が、こんなにも波乱万丈なものだったとは、思いもしませんでした。
アレサが、1972年バプテスト教会で行ったライブを撮影した『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』というライブドキュメンタリー作品を、今年の5月にこのコーナーでご紹介しましたが、まさしくその場面も『リスペクト』に登場!
あの時はこんな気持ちで歌っていたんだと、しみじみ感動しました。両方ご覧頂きたいです。

© 2020 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved

アレサを演じたのは、『ドリームガールズ』で圧倒的な存在感を示したジェニファー・ハドソン。
アカデミー賞とグラミー賞をダブル受賞している彼女がさらに進化、アレサと同じく教会で鍛えた迫力の歌声でキャリア史上最高のパフォーマンスを見せてくれました。
実は、この映画は数年前から企画されていて、生前のアレサ本人が、自分の役をジェニファー・ハドソンにと指名していたのです。

© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

現実に悩みながら本来の自分を見つけていくアレサの姿は、生きにくい今を生きる私たちに前を向いて歩く勇気と元気を与えてくれます。そして、きっと自分を尊重する心も芽生えることでしょう。

『リスペクト』

11月5日(金) よりTOHOシネマズ 日比谷他 全国ロードショー

公式サイト:映画『リスペクト』公式サイト (gaga.ne.jp)

出演:ジェニファー・ハドソン『ドリームガールズ』、フォレスト・ウィテカー『ラストキング・オブ・スコットランド』、マーロン・ウェイアンズ『G.I.ジョー』、メアリー・J. ブライジ
監督:リーズル・トミー 脚本:トレイシー・スコット・ウィルソン
原題:RESPECT/アメリカ/2021年/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/146分/字幕翻訳:風間綾平 
配給:ギャガ
© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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