ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2021.09.05

サンデー早起キネマ『空白』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
9/5は、人生のリスタート、再生の物語を2本ご紹介。

2本目は、古田新太さん、松坂桃李さんが描くヒューマンサスペンス
『空白』

 

全ての始まりは、スーパーで起きた女子中学生の万引き未遂事件。
店長の青柳が現場を押さえようとしたその時、少女は全速力で逃げだします!追いかける青柳!
そして、道路に飛び出した少女は、追いかけた青柳の目の前で、車にひかれて即死してしまいます。
彼女のシングルファーザー・漁師の添田は、「娘は万引きなどしていない」と怒りに震え、真相を暴くために、あらゆる手を使って青柳を激しく追及!
一方で、加熱するワイドショーの報道で、青柳も添田も混乱と自己否定に追い込まれていきます。
もう誰にも止められない添田は、青柳だけでなく、少女の母親である別れた妻や、少女をはねた女性ドライバーなど、関係する人々全てを追い詰めていくのです…。

ものすごい迫力で恐るべきモンスターと化した添田を演じたのは、古田新太さん。
泣いても土下座しても許されず追い詰められていく店長・青柳役は松坂桃李さん。
この2人の演技が恐ろしいほど真に迫って、現実のことなのでは?と錯覚しそうです。
他に、田畑智子さん、寺島しのぶさん、藤原季節さんなど、演技派揃いです。

脚本と監督は、『ヒメアノ~ル』や『BLUE/ブルー』の?田恵輔氏。
作中の誰もが被害者であり加害者でもあるこの作品、英語のタイトルは「イントレランス=不寛容」だそうです。
【不寛容=心が狭く、人の言動を受け入れないこと。他の罪や欠点難度を厳しく咎めること】
この作品は、今の世の中を切り取って、ある一つのカタチとして見せてくれているようです。
誰にでもあるぽっかり空いた心の「空白」…何が埋めてくれるのでしょうか?
幸せの意味を考えさせられるエンディングには涙が止まりませんでした。

『空白』

9月23日(木・祝) 全国公開

公式サイト:kuhaku-movie.com

出演:古田新太 松坂桃李 
   田畑智子 藤原季節 趣里 伊東蒼 片岡礼子 / 寺島しのぶ
監督・脚本: ?田恵輔   
音楽:世武裕子
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
制作プロダクション:スターサンズ   
撮影協力:蒲郡市   
配給:スターサンズ/KADOKAWA
製作:2021『空白』製作委員会 
107分/ カラー / ビスタ / 5.1ch / PG12
Ⓒ2021『空白』製作委員会

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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