ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

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2021.08.23

サンデー早起キネマ・番外編『米国の映画祭で最高賞を受賞!世界が注目する女性監督・亀山睦実さん』

サンデー早起キネマ・番外編では、8/22にオンラインでアメリカから出演して下さった亀山睦実監督をとりあげます。

海外の数々の映画祭で今大注目の日本の女性監督・亀山睦実さん!
9月に『マイライフ・ママライフ』『12ヶ月のカイ』が公開されます。
放送日はちょうど『12ヶ月のカイ』がアリゾナのフェニックス映画祭にノミネートされ、現地に滞在中でした。
日本の作品が海外で注目・評価されるのは本当に嬉しいことですよね。
この作品、日本でも“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭”のオフシアターコンペ部門で入選されました。

→日本時間の8/23朗報が入ってきました。なんと!

『12ヶ月のカイ』
米国フェニックス映画祭・国際ホラー&SF映画祭
SFコンペ部門で最高賞受賞!

㊗️おめでとうございます? やった〜?

(8/22の放送から)
ひろた:その『12ヶ月のカイ』なんですが、人間そっくりのロボットPCH(パーソナル・ケア・ヒューマノイド)の話、ペッパー君がもっと人間っぽくなった、どこから見ても人間にそっくりな…。主人公は20代後半のキョウカという女性で、そのPCHを買うんですよね?

亀山:iPhoneみたいな感じで、月額いくらでローンで買いまして、彼と過ごしていく中でどうなってしまうのか…っていうお話です。

ひろた:カイという名前をつけて、2人がどうなっちゃうんだろうって話なんですが、『A.I.』(2001年スティーヴン・スピルバーグ監督)を思い出して切なくなりました。でも、あの頃はまだ遠い未来の話だと思っていましたが、この作品を観たら、“ちょっと先”の話なんだなと思いました。

亀山:あり得る話になってきましたよね(笑)、我々の感覚としても。

ひろた:作品の最初に「人間であるという秩序のための物語」と謳われているんですが、ものすごくいろんな事を考えますよね。

亀山:そうだと思います。ちょっと頭が痛くなるくらいの…。AIが身近な存在になってきて、つい先日テスラが新しくロボットを開発するというニュースが出てきて、まさしく『12ヶ月のカイ』の世界だなと思っています。こんな風に身近な存在になってきたところで、考えた方がいいんじゃないかという話を、面白くできたらいいなと思って作りました。
 
ひろた:この作品のスピンオフ『ソムニウム』が、今LINE visionで配信中で、とても面白いので、どっちも観てほしいですよね。

亀山:是非是非!例えが大きくて恐縮なんですが(笑)、スターウォーズでいうところのエピソード4が『12ヶ月のカイ』で、エピソード1が『ソムニウム』みたいな感じです。どっちから観ても大丈夫です。

避けて通れない近未来の事態を描いた『12ヶ月のカイ』とほぼ同時期に撮影していたのが『マイライフ・ママライフ』(田辺・弁慶国際映画祭 観客賞受賞)。
こちらの主人公は、2人の既婚女性です。
仕事に熱中している綾は、夫から「子供が欲しい」と言われ悩んでいます。
一方、やりたい仕事を諦め2人の子どもを育てながら働く沙織は、夫が家事育児を手伝ってくれず不満が募っています。
ある日「家族留学」という家族体験プログラムを通して出会った2人は、お互いに影響し合い、それぞれ感じている生きづらさが解消されていくという物語です。

亀山:私と同世代30歳前後を描いています。子供を育てている方のいろんな愚痴がSNS上にバーッと散らばっていまして、それをギュッと集約したようなお話です。

ひろた:とってもリアルで、女性はみんな共感できますよね。男性に特に観て頂きたいです。

亀山:若い方、特にこれから結婚する男性にご覧頂いて、「まだ、こんなだったの?」って思って頂けたら、逆に日本は安心なんじゃないかなっていう気がちょっとするんですよね。

「女性が幸せで元気であれば、男性も子供たちも結果的にハッピーになれる」という監督。『マイライフ・ママライフ』はまさしく、世の女性と女性に関わるすべての人への希望の物語です。

「世界中のすべての女性が幸せになれる社会を作るために」という熱い想いで作られた亀山作品。
1人でも多くの方が幸せを実感できるよう、1人でも多くの方にご覧いただけたらと思います。
幸せの輪を広げていきましょう!

〜9月の上映日程〜

『マイライフ、ママライフ』
9/14 火 テアトル新宿
9/16 木 テアトル新宿
9/29 水 シネ・リーブル梅田

『12ヶ月のカイ』
9/15 水 テアトル新宿

『ソムニウム』
LINE VISION配信中:https://page.line.me/oa-vi-somnium

監督が日々の想いを綴っています!
亀山睦実|Mutsumi Kameyama|note

 

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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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