ニッポン放送・煙山光紀アナ「自分では上手くやったと思っていた」…後日初実況のテープを聴くと「顔から火が出るくらい恥ずかしくて」初実況で得た教訓

ニッポン放送・煙山光紀アナウンサー
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルームのテーマは“初実況”
ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める煙山光紀アナウンサーは、ニッポン放送での初実況は振り返ってみると、ほろ苦いものだった。
煙山アナはラジオたんぱ、テレビ北海道を経て、94年2月にニッポン放送に入社。宮崎の巨人キャンプを取材するも、緊張のあまり39度近い発熱をし、途中で帰京したという苦い思い出も。同年5月27日の他局本番の日本ハム対ダイエー(東京ドーム)で、ニッポン放送入社後初めての実況を務めた。
「その頃はもうある程度新しい環境にも馴染んできていました。(練習での)実況を聴いてもらって褒めて頂いたりもしていた。7年のアナウンサー経験もあって、あまり緊張もせず、楽しく実況できました」。
試合後には水道橋の牛タン屋さんに宮田統樹アナウンサー、師岡正雄アナウンサーと食事に行ったという。「自分ではうまく出来たと高揚してただ楽しく牛タンをほおばっていました(笑)。(後日実況の)テープを聴いたんですよ。そうしたら、スローモーションみたいな実況で、ラジオのテンポ感もなにもない実況で、顔から火が出るぐらい恥ずかしくて・・宮田さん、師岡さんにダメ出しされた記憶もないんですが、おそらくは、今言ってもわからないだろうし、初実況を終えたばかりだし止めておこうという感じだったのかなと。今から思えば、お二人とも優しかったですね」。
初実況を経て、今に活きていることはあるのだろうかーー。
「とにかく楽したらダメだという事ですね。そんなに消耗しなくてもできるんじゃないかと、ちょっと抜いて緩急つけて楽しくやったら、ろくなことにならない。胡口(和雄)アナウンサーは、『実況は結局、楽したらダメ』と。あんなに軽やかな実況をされる方からそういう言葉を頂けたのは大きかったです。深澤弘アナウンサーの教えにも『放送が終わって、口をきくのも嫌なくらい神経をすりへらしてベストをつくすべき』というものがあります。リスナーの方から『煙山さん野球が大好きなんですね、楽しそうに喋っていましたね』って声をかけて頂くと、本当に嬉しいし、ありがたい。でも実際はひたすら必死にやっています。語弊はあるかもしれませんが『苦行』と言ってもいいぐらいです(笑)ようやくつかんだ、喋り終わって全てを出し切った感覚を常に作れるように、これからも初心を忘れずマイクに向かって行きたいと思います」。
苦い初実況があったからこそ、今がある。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
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