ニッポン放送・馬野雅行アナ、初実況の冒頭35秒に込められた想い。“アナウンサー人生第2章プレイボール”

ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める馬野雅行アナウンサー
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルームのテーマは“初実況”

「4月9日、時計の針は5時50分を回っています。こんばんは、馬野雅行です。昨シーズンまで36年、大阪毎日放送で阪神戦を中心に実況を担当し、この4月からショウアップナイターの実況陣に加わりました。今から46年前、中学2年生の時にショウアップナイターを聴いたのがきっかけでアナウンサーを目指しました。私の原点でもありますショウアップナイターで、うまいと言われるよりも、聴きやすい、わかりやすいという実況を目指して参ります。馬野雅行、59歳。アナウンサー人生第2章プレイボールです」。
4月9日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA-巨人』で馬野雅行アナウンサーが、ショウアップナイターデビューを果たした。1989年に大阪・毎日放送に入社以降、スポーツ中継や報道番組などで幅広く活躍し、プロ野球中継では阪神戦を中心に実況を担当。3月31日をもって毎日放送を退社し、フリーアナウンサーとしての活動をスタートさせた。
4月9日のショウアップナイター番組冒頭35秒の挨拶に「若い頃はうまいと言われたかった。だけど、“うまいってなんだろう”、いいテンポで、自分が気持ちよく喋っている時がうまいんじゃないかなと思っていて、自分が気持ち良いよりも聴いている人が気持ちよくなってもらう放送が一番なんじゃないかなと思っています。それ以降、うまいと言われるよりも、“聴きやすい”、“わかりやすい”、特にラジオはわかりやすいが大事だと思うので、ナイターは3、4時間、聴きにくかったら聴いてもらえないと思います。聴いている人に心地よい感じでというのをずっと目指していて、それが何かというのはわからないんですけど、終わってからわかりやすかった、聴きやすかったと言われるのが、一番の僕にとっての褒め言葉だと思っています」という想いが込められたという。
この日は大矢明彦さんとのコンビで中継を行った。「36年MBSでやってきて、だいたい同じような方とコンビを組んでくると、こういう質問をすると、こういう答えが返ってくるというのが読めるんです。大矢さんの放送は聞いていましたけど、質問する側に立つと、この質問、どんな答えが返ってくるだろうか、ワクワクしながら大矢さんに質問を聞いていて、非常に穏やかにお話ししてくださった。愚問もあったと思うんですけど、うまいこといろんな話をしていただきました。何よりはじまって冒頭で完投しなきゃダメですよって、大矢さんがそういうことを言う方だと思わなかったので、意外な球を投げてもらえました。あれでリラックスできましたね」。
「僕はキャッチャー解説が大好きなんですよ。だから、あの日のミーティングでも言ったんですけど、大矢さんの投球の組み立て、リードの話を活かすためには球種、コースをしっかり実況しなきゃいけないので、それはやらなきゃなと思っていました。山﨑伊織がなぜいいのか、大貫がなんで打たれちゃったのかと言うのはある程度引き出せたのかなと思うので、極力、結果論ではなくて、先を先を予想することを意識して。穏やかにやっていただいたので、よかったです」。
初実況を終えて、MBSで初実況を終えた時と、ショウアップナイターでの初実況を終えた時の幸福感、達成感に違いはあったのだろうかーー。
「オールドルーキーに温かく、皆さんが気を遣ってやりやすいようにというのはひしひしと感じていて、36年前のデビューはできなくて当たり前のところもあったんだけど、最低限のことはできて当たり前というプレッシャーじゃないんですけど、簡単なことで得点とイニングを言っていればいいかなと。あの日の朝15年前に深澤さんがニッポン放送のアナウンサーを育てる時に作ったテキストをもう一度読み直したんですよ。もう1回読み直して、得点なんですよね。得点と聴いている人を楽しませるサービス業なんだと書いてあったので、難しいことを考えずにそれだけを意識しましたね」。
気になるのは15年前にどう言った経緯で深澤弘アナウンサーからテキストをいただいたのかーー。
「深澤さんとは会社(毎日放送)に入って3、4年目くらいにお会いすることがあって、深澤さんの放送を聴いてアナウンサーを目指したんですという話をして、会う度によく声をかけていただいていました。40半ばくらいに管理職になったくらいに深澤さんから、松本秀夫さんを育てた時のテキストがあるから送ります、これでアナウンサーを育ててねというようなお手紙をいただいて、テキストが入っていたのがきっかけです。今でも大事に、あの日もお守りのようにカバンに入れて持ってきましたね」。
大事なお守りのテキストを持って初実況を終えた馬野アナ。初実況を経てこの先、ショウアップナイターでどんな実況をしていきたいのだろうかーー。
「今回は初めてだったので、どちらかというと守りの失敗しないような実況をしたと思うんですよ。いわゆるオーソドックスな実況だったと思うんですね。ショウアップナイターなので、ショウアップしていかないといけない。皆さんそれぞれの先輩方、後輩のみんなもショウアップナイターをショウアップする部分をいっぱい持っている。“ショウアップ”していくところを意識してやっていきたいと思います」。
馬野アナの“アナウンサー人生第2章”がプレイボールした。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
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