• Facebook
  • Twitter
  • LINE

サンデー早起キネマ『スキャンダル』

  • LINEで送る

番組でご紹介した作品をブログでも味わって頂く「サンデー早起キネマ」

今回は、今年のアカデミー賞で、カズ・ヒロさんが2度目のメイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝き話題になった『スキャンダル』
世界が驚いた実話を元に描かれています。覚えている方も多いことでしょう。

舞台は4年前の2016年、アメリカのニュース放送局で視聴率№1を誇る「FOXニュース」。
ある日、クビを言い渡されたベテラン・キャスターのグレッチェン・カールソンが、テレビ業界の帝王と崇められているCEOのロジャー・エイルズをセクハラで訴えます。
彼に強要された性的関係を拒絶したせいで降格され、ついには解雇されたというのです。
衝撃のニュースに世界が騒然とする中、ロジャーは絶大な権力と広い人脈を駆使して反撃に出ます。
そんな中、自分もかつてロジャーから執拗に迫られた人気キャスターのメーガン・ケリーは複雑な思いを抱えていました。大統領選挙まっ只中のトランプとのトラブルで命の危険を感じていた上に、今のキャリアを手放したくないからです。
やがてメーガンは、どんな手を使ってでもスターキャスターになろうとしてロジャーに近づいたケイラが、何かを隠していることに気づきます。
そして、#MeTooもまだない時代、グレッチェンに続いて名乗りを上げる女性達が現れたのです。
ついに女たちの逆転劇の始まり!
メーガンとケイラも胸に秘めた真実を告白することができるのでしょうか?

実際に起きたこのスキャンダル劇は、ある日を境に突然幕を下ろしてしまいました。
2017年に、訴えられたロジャーが急死し、FOX側と和解したグレッチェンが過去の詳細については口外しないと契約したからです。
しかし“この事件をなかったことにしてはならない”と脚本家のチャールズ・ランドルフが綿密なリサーチの末素晴らしい脚本を書き上げ、女優のシャーリーズ・セロンに渡します。脚本にほれ込んだ彼女は、プロデューサーに名乗りをあげ、自ら主役を演じ、セクハラ・パワハラ・トランプ政権の裏側など、社会を揺るがすトピックを映画化したのです。

主役のメーガン役はもちろんシャーリーズ・セロン。グレッチェンは、ニコール・キッドマン。野心に満ちた新人キャスターのケイラは、マーゴット・ロビー…3大女優の豪華共演にワクワク!
実在の本人たちに似ていて驚きますよ。特にシャーリーズが演じたメーガンは、カズ・ヒロさんの特殊メイクでそっくり!

この事件はたった4年前の出来事です。それから#MeTooや#タイムズアップなどの一連の騒動が起きました。
シャーリーズは、「セクハラは“システム全体の問題であり、きちんと向き合う必要がある”とみんなが悟っている今だからこそ、この映画を作ることはとても大事だ」と語っています。
観終ってぐっと込み上げてくるものがありました。セクハラをされた・されないの問題ではなく、どうしても幼い頃から女という性が付きまとう私達には、みんな何か感じるものがあるのではないでしょうか?
そして今や、権力をかざしたハラスメント問題は女性だけにはとどまらないのです。

今明らかになる衝撃のスキャンダルの全貌!
美しくも爽快な逆転劇をあなたも大スクリーンでご確認ください!

『スキャンダル』

2月21日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

公式サイト:https://gaga.ne.jp/scandal/

■監督:ジェイ・ローチ 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
■脚本:チャールズ・ランドルフ 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
■出演:シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー ジョン・リスゴー、アリソン・ジャネイ、コニー・ブリットン
配給:ギャガ
©Lions Gate Entertainment Inc.

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >