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サンデー早起キネマ『男と女 人生最良の日々』

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番組でご紹介した作品をブログでも味わって頂く「サンデー早起キネマ」

往年のフランス映画といえば、あなたはどんな作品を思い浮かべますか?
1966年に公開された『男と女』を思い出した方も多いことでしょう。
恋愛映画の金字塔として今でも愛され続けています。
♫ダバダバダ、ダバダバダ~♪の曲もあまりにも有名ですよね。
あれから53年…あのふたりがなんとスクリーンに帰ってきたのです。

それが『男と女 人生最良の日々』

50年以上の時を経て、同じキャストとスタッフが集結するという奇跡が起きました。
本当に奇跡ですよね…全員が生存どころか現役バリバリなんですよ。カッコ良すぎです!
前作の名シーンを織り交ぜながら、新たなラブストーリーが展開していきます。
ふたりが経てきた時の流れを私たちも一緒に体感することができます。

とある海辺の施設で余生を送っている男ジャン・ルイは、若い頃はレーシング・ドライバーとして一世を風靡する存在でした。
しかし、今は徐々に過去の記憶を失い始め、状況は悪化するばかり。
過去と現在が混濁する中でも、かつて愛した女性アンヌのことだけを追い求め続けていました。
そんな父親の姿を見た息子は、アンヌを探し出し、ふたりを再会させようと決意します。
半世紀という長い年月が過ぎた今、アンヌとジャン・ルイの物語がまた思い出の場所から始まろうとしていました…。
再び巡り逢ったふたりには、何が待ち受けているのでしょうか?

アンヌを演じるのはもちろんアヌーク・エーメ。
なんともうすぐ88歳!信じられない美しさ。
53年の年月で美しさと気品に深みが増し、より魅力的です。
対するジャン・ルイ役も名優ジャン=ルイ・トランティニャンが続投。
こちらは今年90歳。若い時のシーンと比べて、むしろ今の方がユーモアがあって懐が深く素敵に感じるのはなぜでしょう…やはり年月が醸し出す味なのでしょうか?
監督はこの方しかいません、クロード・ルルーシュ。
82歳でこんな作品が撮れるなんて…いえ、80歳を超えたからこその円熟の域なんですよね。

あの『男と女』のふたりが50年の時を経てどう再会するのか、そしてその先にはなにがあるのか?
時を重ねることの深みと広がり、人生を俯瞰できるような感覚さえ覚える作品。
人生を歩み続けていくことへの愛おしさが込みあげてくるおとなの恋愛映画の真骨頂です。

『男と女 人生最良の日々』

1月31日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー

公式サイト:http://otokotoonna.jp/

監督:クロード・ルルーシュ『男と女』『愛と哀しみのボレロ』『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』
出演:アヌーク・エーメ『男と女』『モンパルナスの灯』、ジャン=ルイ・トランティニャン『男と女』『愛、アムール』、スアド・アミドゥ、アントワーヌ・シレ
音楽:Calogero、フランシス・レイ『男と女』『ある愛の詩』
2019年/フランス/90分/フランス語/© 2019 Les Films 13 – Davis Films – France 2 Cinéma
宣伝プロデュース:サルーテ 
配給:ツイン

 

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