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サンデー早起キネマ『約束の宇宙(そら)』

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おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
4/18は、子供が大活躍、家族の愛を描いた感動作を2本ご紹介しました。

1本目は、働くシングルマザーと一人娘の愛と絆を描いた
『約束の宇宙(そら)』


そう!お母さんは宇宙飛行士なのです。
宇宙飛行士が主人公の作品はこれまでにもありましたが、女性宇宙飛行士の葛藤と親子の絆を描いた作品は、他にないのではないでしょうか?

主人公は、ドイツにある欧州宇宙機関=ESAで訓練中のサラ。
ある日、およそ1年間の国際宇宙ステーションへの滞在が命じられます。
“プロキシマ”と名付けられた人類初の火星探索への最終準備を目的とした重要任務です。
ずっと宇宙に行くことを夢見ていたサラに、ついに巡ってきた大きなチャンス!
しかし、離婚して7歳の娘ステラと2人暮らしの彼女がこのミッションに旅立てば、およそ1年間も、娘と離れ離れに。しかも宇宙へ飛び立つまでにあとたった2ヶ月しかありません。
ステラを離婚した夫の元に預け、男性優位の世界と過酷な訓練にも疲れ果て、次第に心身のバランスを崩していくサラ。
「打ち上げ前に2人でロケットを見にいきたい」と、ステラと交わした約束は守れるのでしょうか?
そして、サラは無事宇宙に飛び立つことはできるのでしょうか?

宇宙基地からリポートする姿などをテレビでみたことがある程度だったので、スクリーンの中の宇宙飛行士の姿は、新鮮で驚くことばかりでした。
毎日どんな生活を送って、どんな訓練をしているのか、そして、ロケットに乗り込み飛び立つ時はどんな様子なのかなど、とてもリアルです。
それもそのはず、撮影は実際の施設で行われ、訓練に使用する小道具もすべて本物、トレーニングもセリフもESAの全面協力で行われたのです。
これまで描かれたことのない宇宙飛行士同士の微妙な人間関係や家族なども描かれています。

1人で子供を育てるのは、それだけでも本当に大変なことですが、それでも自分の夢を諦めないことは、どんなに大変でどんなに素晴らしいことでしょう。
でも逆に、子供がいるからこそ、夢を諦めない気持ちがわいてくるのかもしれません。
それは、宇宙飛行士の世界だけではありません。
子供がいるから諦めることもあるでしょう。でも、子供がいるからこそ、頑張れることもあるはずです。
完璧な宇宙飛行士も完璧な親もいません。一緒に乗り越えることで母も子も成長していくんですよね。
母と娘…2人の姿は私たちに大切なことを思い出させてくれます。

会えないからこそ、離れているからこそ強くなる絆もある
『約束の宇宙(そら)』

2021年4月16日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国公開

公式サイト:映画『約束の宇宙(そら)』オフィシャルサイト (yakusokunosora.com)

出演:エヴァ・グリーン、マット・ディロン、ゼリー・ブーラン・レメル、ザンドラ・ヒュラー、ラース・アイディンガー
監督/脚本: アリス・ウィンクール
音楽: 坂本龍一

配給:ツイン
後援:JAXA
2019 │ フランス │ 107分 │ カラー │ ビスタ │ 5.1ch │ フランス語・英語・ロシア語・ドイツ語 │ 原題:Proxima │ 日本語字幕:横井和子
プレス翻訳:杉本 美曜 / デザイン:ヒノキモトシンゴ / ホームページ:岸野 統隆 / 編集協力:落合 有紀
ⒸCarole BETHUEL © DHARAMSALA & DARIUS FILMS

 

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