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サンデー早起キネマ『BLUE/ブルー』

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おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
4/11は、俳優陣に圧倒される作品を3本ご紹介しました。

3本目は、日本の俳優陣にズキューン!
『BLUE/ブルー』

𠮷田恵輔監督が、中学時代から30年以上続けてきたボクシングを題材に脚本も担当しました。
挑戦者を象徴する青コーナー“ブルーコーナー”で戦い続ける者たちの生きざまを描いています。

舞台は、大牧ボクシングジム。トレーナー兼選手の瓜田は、誰よりもボクシングを愛し、情熱を注いで努力していますが、試合には勝てません。
一方、後輩の小川は、抜群の才能とセンスで、日本チャンピオンの座をつかむ直前まで来ています。
そんな彼らの挑戦を見守るのは、瓜田の幼馴染・初恋の人で、今は小川の婚約者の千佳。
瓜田は全てをつかんだ小川を羨ましいと思いながらも、2人を応援することしかできません。
そして順風満帆に見えた小川でしたが、パンチドランカーで脳の障害が現れ、ドクターストップがかかってしまいます。
そんなある日、ゲームセンターの店員・楢崎がモテたいという不純な動機でジムにやってきますが、トレーナーの瓜田との日々の練習やジムのチームメイトを見ているうちに、いつしか楢崎は本気でボクシングに取り組むようになります。
やがて、小川に日本タイトルマッチの話が舞い込んでくるのですが…。

勝てないボクサー瓜田を演じたのは、松山ケンイチさん、強い後輩小川役に東出昌大さん、不純な動機で始めたボクシングにハマっていく楢崎は柄本時生さんが演じました。
そして、紅一点、千佳を演じたのは、木村文乃さん。
この4人が本当に良かったのです。

この作品のために2年間もジムに通い役作りに励んできた松山さんは「𠮷田監督の作品には見れば言葉抜きにして伝わってくるものがある。今回もそれを強く感じた」と言います。
言葉は少ないけれど、いつも一生懸命な背中が最高にカッコ良かったです。

「流した涙や汗、すべての報われなかった努力に花束を渡したい気持ちで作った」という𠮷田監督。
確かに努力したからって報われるわけではありませんが、それでも努力せずにはいられない…そんな人生ってあるんですよね。
逆に、一度花開いて散ってしまい、再びひと花咲かせようとするのも大変なことです。
「みんな大変な思いをして一生懸命に生きているんだ」と、いろんな人に思いを馳せることができる作品。
結果の良し悪しにかかわらず自分の道を突き進むあなたの背中も、きっと押してくれるはずです。

『BLUE/ブルー』

4月9日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー

公式サイト: https://phantom-film.com/blue/
Twitter @bluemovie_21 #挑戦者たちの青春

松山ケンイチ 木村文乃 柄本時生 / 東出昌大
監督・脚本・殺陣指導:𠮷田恵輔 
主題歌:竹原ピストル「きーぷ、うぉーきんぐ!!」(ビクターエンタテインメント)
配給・宣伝 ファントム・フィルム
2021 年/カラー/ビスタ/5.1ch/107 分
映倫区分:G
©2021『BLUE/ブルー』製作委員会

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