おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
2/14は、2作品をご紹介しました。
1本目は、結婚式をきっかけに明かされる家族の“衝撃の真実”と“新たな秘密”を描くハリウッド映画
『秘密への招待状』
2006年のアカデミー賞候補作・世界各国で高く評価されたデンマークのスザンネ・ビア監督の『アフター・ウェディング』が、男性だった2人の主人公を女性に変えて、ハリウッドでリメイクされました。
インドで、孤児たちを救う活動に人生を捧げているイザベルは、施設の維持費を集めるため、日々奔走しています。
そんな彼女の元に、ニューヨークを訪れることを条件に、多額の寄付金の話が舞い込みます。
メディア会社を経営する支援者のテレサは、「ゆっくり話ができるから」と、ニューヨークに着いたイザベルを娘の結婚式に招待します。
すぐに孤児たちの元に飛んで帰りたいけど寄付金のために仕方なく出席したイザベルは、テレサの夫をみて愕然とします。
なんと21年前、イザベルが18歳の時に別れた恋人・オスカーだったのです！
さらに目の前にいる新婦グレイスは、オスカーと自分の娘だと気づきます。
若すぎる2人が育てるのは無理だと判断し、養子に出したはずだったのに…。
この日を境に、彼女たちの人生は予想もしない未来へと転がっていくのです。
億万長者の会社経営者テレサを演じるのはオスカー女優のジュリアン・ムーア。
一方、独身で社会の不平等と闘う理想主義者、イザベル役はミシェル・ウィリアムズ。
キャリア・結婚・子供、欲しいものはすべて手に入れ夢を叶えてきたテレサと、インドで子供たちが夢を叶える手助けをするイザベル。
正反対の世界に住む2人の過去と現在が、その日を境に交差していきます。
原題は『After the Wedding』、邦題は『秘密への招待状』。
まさしくこの2つのタイトルがリンクした内容なんです。
“秘密への招待状”をもらったイザベルが、“After the Wedding”結婚式の後に知る秘密…。
その秘密がわかった瞬間、私たちは前半に起きた出来事すべてに納得がいくのです。
「ああ、だから…あれもこれも、そういうことだったのか…。」
まるでドミノ倒しの最初の駒を指で押したときのように、パタパタパタパタ…っと。
ジュリアン・ムーアの夫でもあるバート・フレインドリッチ監督は、こう述べています。
「人はみな人生という旅をしているが、その行く先を1000％自分で選べるわけではない」と。
そう！人生とはままならないもの、自分ではどうにもできないことだらけなのです。
だからこそ、この作品を観て、私たちも身につまされることがあります。
所詮、人は弱いもの。なるようにしかならない人生…。
でも生きていると、悪いことが起きたとしても、思いがけない素敵な贈り物がもらえることもあるのですよね。
何がよくて何が悪いのか、わからないことも沢山あります。
さあ、ニューヨークとインドを舞台にした彼女たちの人生はどうなっていくのでしょう？
一緒に見届けませんか？
『秘密への招待状』
２月12日（金）、 TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
公式サイト：映画『秘密への招待状』オフィシャルサイト 2021年2/12公開 (afterthewedding.jp)
出演：ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ、ビリー・クラダップ、アビー・クイン
監督：バート・フレインドリッチ、プロデューサー：ジュリアン・ムーア、バート・フレインドリッチ
2019/英語/アメリカ/112分/5.1ch/カラー/スコープ/原題：After the Wedding/
映倫：G 字幕翻訳：佐藤恵子
配給：キノフィルムズ 提供：木下グループ
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