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サンデー早起キネマ『43年後のアイ・ラヴ・ユー』

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おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
1/17は、ユーモアと大きな愛が奇跡を起こす大人の感動作を2本ご紹介しました。

まずは、忘れられないラブストーリー
『43年後のアイ・ラヴ・ユー』

主人公は、妻を亡くし、LA郊外で一人暮らしをしている元演劇評論家、70歳のクロード。
親友のシェーンと毎日楽しく老後を謳歌しています。
ある日、クロードは、昔の恋人で、今も忘れられない人気舞台女優のリリィが、アルツハイマーで施設に入所したことをネットニュースで知ります。
「もう一度リリィのそばに!」と思ったクロードは、なんと“アルツハイマーのフリをして同じ施設に入所する”という一世一代の大芝居を思いつきます。
シェーンの協力で、施設の担当者をうまいことだまくらかしたクロードは、見事潜入に成功!今も輝くばかりの美しさを放つリリィに積極的に話しかけます。
しかし、リリィの記憶の中にクロードはいませんでした。

そんなリリィに、クロードは毎日のように2人の想い出を優しく語り掛けます。
ニューヨークでの出会い、共に過ごしたパリの日々を綴った手紙、そして、2人の想い出のユリの花を部屋いっぱいにプレゼントしたり…
しかし、なかなかリリィの記憶は戻ってくれません。
ある日、昔リリィが演じた舞台シェイクスピアの「冬物語」が施設で上演されることになり、クロードは孫娘と一緒にある作戦を実行します。
リリィはクロードとの愛の日々を思い出してくれるのでしょうか?

クロード役は、『華麗なるギャツビー』『帰郷』『栄光の季節』最近では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演したハリウッドの名優ブルース・ダーン。
リリィ役は、フランスの女優で、舞台・ドラマ・映画で活躍しているカロリーヌ・シロル。
俳優としてもそうですが、人としての深みを感じる本当に素敵な2人です。

監督はこの作品が長編2作目、39歳のマーティン・ロセテ。
「この映画を見て、沢山の人が笑って泣いて幸せになってくれると嬉しい」と話しています。
その通りで、ユーモアにあふれた笑い溢れるシーンも多いのですが、一方で、胸がキュンとするほど切なくてロマンチックで、感動に涙が滲む場面も。
何より、リリィをひたすらに思うクロードの心がキラキラ輝いているんです。
誰かをこんなにも愛おしく思うことは難しいのかもしれません。
でも、愛する人ではなくても、家族、友人、ペット、想い出でもモノでも…心から大切にしたいと思う何かあれば、人生の最後までいい時間が送れるのでは?…と、ふと思いました。
孫娘とお爺ちゃんとの関係も素敵です!お茶目に年を重ねていきたいと思わせてくれます。
記憶が消えてしまった君に、もう一度愛していると伝えたい…とっても素敵な大人の物語です。

『43年後のアイ・ラヴ・ユー』

1月15日(金)新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷公開

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/43love/

監督・脚本:マーティン・ロセテ出演:ブルース・ダーン、カロリーヌ・シロル、ブライアン・コックス2019年/スペイン・アメリカ・フランス/英語/89分/スコープ/カラー/5.1ch/日本語字幕:星加久実/原題:Remember Me
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