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サンデー早起キネマ『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』

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あけましておめでとうございます!
“サンデー早起キネマ”では、今年もおススメの最新映画を毎週ご紹介していきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。
さて、新年最初の放送1/3は、新年にふさわしいパワフルな作品を2本ご紹介しました。

2本目は、カトリーヌ・ドヌーヴ主演、
おかしくもほろ苦く、切なくも温かいフランス流家族ドラマ
『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』

70歳の誕生日を迎えたアンドレアは、夫のジャン、孫娘のエマと共に、フランス南西部の邸宅で穏やかに暮らしています。
今日はアンドレアの誕生日会。
しっかり者の長男ヴァンサンと妻のマリーが、二人の息子を連れてやってきます。
さらに、映画監督志望の次男ロマンが恋人ロジータを伴って現れ、楽しいパーティーが始まろうとしていたその時、3年前に姿を消した長女クレールが突然帰ってきます。
アンドレアはクレールを温かく迎えますが、他の家族は突然のことに戸惑うばかり。
案の定、情緒不安定なクレールが大きな火種となり、家族に嵐を巻き起こします。
思い出の家を巡る問題や複雑な親子関係、それぞれが抱える過去や秘密が次々と暴かれ、激しく感情をぶつけ合う家族。
幸せなはずの一日はどんな終わりを迎えるのでしょうか?

言いたいことはガンガン、ギャンギャン怒鳴り合いの大ゲンカ…とにかく激しい3兄弟。
そんな子供達を見守るアンドレアを演じたのは、世界的大女優カトリーヌ・ドヌーヴ。
今年の秋に78歳になりますが、まだまだ現役バリバリの素晴らしい演技です。そして年を重ねた深みのある美しさは存在感を際立たせています。
監督・脚本は、長男ヴァンサンを演じたセドリック・カーン。
この作品に描かれているのは、久しぶりに家族が集まったアンドレアの誕生日の出来事。
「イカれているけれど、とても愉快で、みんなが自分の空想や創造性を表現できる家族の物語を作りたかった」という監督。
思いっきり自由にふるまう家族の姿に、私達も心のブレーキが少しずつ外れるのを感じるはずです。

人が集まったら何もないはずがない…家族だってそれは一緒です。
いえ、家族だからこそ、オブラートに包むことなく傷口に塩を塗るようなこともあるかもしれません。
何か事が起こると真正面に向き合って解決しようとする人もいれば、できない人もいます。
でも良い悪いではなく、それはその人の在り方、家族の在り方なんですよね。
世の中には、いろんな人がいていろんな家族のカタチがある…改めて実感できる作品です。

『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』

1月8日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー

公式サイト:happy-birthday-movie.com

監督:セドリック・カーン 
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベルコ、ヴァンサン・マケーニュ、セドリック・カーン
2019年|フランス|101分|5.1ch|シネマスコープ|カラー 原題:Fête de famille 英題:HAPPY BIRTHDAY
提供:東京テアトル/東北新社 
配給:彩プロ/東京テアトル/STAR CHANNEL MOVIES
©Les Films du Worso

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