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サンデー早起キネマ『大コメ騒動』

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あけましておめでとうございます!
“サンデー早起キネマ”では、今年もおススメの最新映画を毎週ご紹介していきます。
どうぞよろしくお願い致します。
さて、新年最初の放送1/3は、新年にふさわしいパワフルな作品を2本ご紹介しました。

まずは、こちら。
健保もない、年金もない、明日食べるお米もない!
超・格差社会を変えた百年前の女性達の笑いと涙の大痛快エンタテインメント!
『大コメ騒動』

時は、1918年大正7年。
第一次世界大戦の好景気に沸き、大正ロマン華やかりし頃。
富山の貧しい漁師町で暮らすいとは、3人の子供を抱え、浜のおかか(女房)達と共に、船に荷物を積み下ろしする仲仕として働いています。
背中の皮が擦り切れるほど重い米俵を浜の船まで運ぶ仲仕の日当は、20銭。
1日分の米が買えるお金でしたが、米の値段は日に日に上がり、さらにはシベリア出兵の噂が流れ「現地の兵士のために米が必要になるのでは?」と、米の値段は日当の倍以上になってしまいます。
こんなに大変な思いをしながら毎日沢山の米俵を運んでいるのに、米が買えなくなる?
お腹を空かせた子供たちに米を食べさせようと、おかか達は「米を旅にだすな~!」を合言葉に立ち上がります!

米の積み出しを阻止したり、大地主にお願いに行ったり、お米屋さんに押しかけたり…
この騒動から逮捕者も出て、おかか達の内輪揉めも勃発!
追い詰められたいと。
おかか達は命の源である米をゲットできるのでしょうか?
そして、子供達を、家族を守ることはできるのでしょうか?

聡明で引っ込み思案ないとを演じたのは、テレビに映画に大活躍の井上真央さん。
真っ黒に日焼けして歯を食いしばって家族のために働き、やがて騒動を引っ張っていく存在になるいとの変化を見事に表現。強さが眩しい演技でした。
そして、存在感が半端ない、おかか達のリーダー・清んさのおばば役に室井滋さん、この物語の狂言回しとなる富山日報の記者役に立川志の輔さん。
他に、西村まさ彦さん、柴田理恵さん、左時枝さんなど、富山県出身の俳優さんたちが集結しています。

監督は、大ヒット作「超高速!参勤交代」や「釣りバカ日誌」シリーズ、「空飛ぶタイヤ」などでお馴染みの本木克英氏。
監督も富山出身で、長年温めてきた“米騒動”という題材を元に、脚本制作に3年の歳月をかけてついに映画化させました。
「声を上げること、行動することが大事である」というのが今回の大きなテーマだと語ります。

家計を預かる女性達が困り果てている中、富山県の貧しい漁師町で起こったコメ騒動。
井戸端から社会を変えた、日本の女性が初めて起こした市民運動ともいわれる出来事です。
ますます広がる格差、フェイクニュースによって動く世論、社会を変えた女性の声など、現代とも通じる点が沢山ある102年前の日本。
今も昔も、女性の活躍が社会を変える…その歴史的瞬間に立ち会ってみませんか?
やらなきゃ何も変わらない、何度失敗しても心を一つに!
コロナ禍の今、生き抜くヒントが必ずあります。
新しい年にやる気と元気がもらえること、請け合いですっ‼

『大コメ騒動』

2021年1月8日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

公式サイト:https://daikomesodo.com/
公式SNS: @daikomesodo 

出演:井上真央、室井 滋、夏木マリ、立川志の輔、左 時枝、柴田理恵、鈴木砂羽、西村まさ彦、内浦純一、石橋蓮司
監督:本木克英(『釣りバカ日誌』『超高速!参勤交代』『空飛ぶタイヤ』『居眠り磐音』)
プロデューサー:岩城レイ子  プロダクション統括:木次谷良助  脚本:谷本佳織  音楽:田中拓人
配給/ラビットハウス、エレファントハウス
©︎2021「大コメ騒動」製作委員会

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