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サンデー早起キネマ『エジソンズ・ゲーム』

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番組でご紹介した作品をブログでも味わって頂く「サンデー早起キネマ」

今年はマスクが必需品。熱中症の脅威も増しています。
いろいろ工夫を凝らしたいところですが、頼らずにはいられないものがエアコン!
電気がなければどうにもならないシロモノです。
生まれた時から当たり前にある電気。
自然災害が数多く起きている昨今、必要不可欠なものであることを実感されているのではないでしょうか。
電気が生まれたばかりの時代、たった130年ほど前、この電気を巡るシビレル戦いがあったことをご存じでしたか?
“直流”と“交流”の戦いです!理科の時間に実験しましたよね。
教科書や本で読んだことはあっても、こんなに激しい戦いだったとは知りませんでした。

今回ご紹介するのは、その男たちのプライドと野望をかけた対決の一部始終をご覧いただける『エジソンズ・ゲーム』

時は1880年、まだ灯りを炎に頼っていた時代。
電気によって「夜を葬る」と宣言した男がいました。
天才発明家トーマス・エジソンです。
そして、2年後ニューヨークで、電気で電球を光らせることに成功。
しかし、エジソンの“直流”送電方式よりも、発電機1基で遠くまで電気を送れて経費も安い“交流”送電方式の方が優れているとする人物が現れます。
カリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスです。
自らを孤高の存在へと追い詰め、アイディアを磨き続けて高みを目指すエジソンと、周りの人の才能を伸ばしながら手を取り合って天下を取ろうとするウェスティングハウス。
対照的な二人の戦いはどんなものだったのでしょうか?
莫大なお金が動く特許の争奪戦に、名誉をかけた裁判。
その陰で横行するスキャンダラスなネガティブキャンペーンと裏取引…超一流の天才たちによる息もつかせぬ本気の戦いの全貌が今、明かされます。

エジソンを演じたのは、ベネディクト・カンバーバッチ。
勝つためなら手段を択ばない狂気の発明王がスクリーンから飛び出してきそうな迫力に、今まで偉人伝で読んだエジソン像が完全に崩れ去りました。

対照的なウェスティングハウスは、人間味あふれるマイケル・シャノンが演じました。

次から次へと続く緊迫するシーンに、胸の高鳴りは最高潮。
でも最後に落ち着かせてくれる手腕にホッとすると同時に、この“電流戦争”があったからこそ、今の私達の豊かな生活があるのだと胸が熱くなりました。

勝つためならルールは無用、究極のビジネスバトル。
天才発明家vsカリスマ実業家
未来を照らすのは、誰だ!
この戦いを最後まで見届けてみませんか?

『エジソンズ・ゲーム』

6月19日(金) TOHOシネマズ日比谷他全国公開

公式サイト:edisons-game.jp

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン『ぼくとアールと彼女のさよなら』「glee/グリー」シリーズ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・シャノン、トム・ホランド、ニコラス・ホルト
原題:The Current War: Director’s Cut/2019年/アメリカ/108分/スコープ/5.1ch/字幕翻訳:松浦美奈/字幕監修:岩尾徹
後援:一般社団法人 電気学会 
配給:KADOKAWA  
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