10月20日(日)の放送では日本経済団体連合会名誉会長で、2025年国際博覧会 担当大使の、榊原定征さんに「万博にかける想い」についてお伺いしました。
自見 2025年の万博の誘致委員会の会長になってほしいと
依頼された時の心境は？
榊原 いまの時代は、若い人が将来に向けてなかなか夢とか希望とか
展望を持ちにくい。
そこで我々は万博を誘致して若者が夢や希望をもてる場を
作ろうじゃないかと。
同時に万博というのは大変大きな経済効果をもたらします。
2020年に東京オリンピック、パラリンピックがあって。
多くの場合、一度、経済が停滞します。
それが起きないように、経済成長が続いていくという意味で、
経団連の会長という立場からも、日本に誘致をしなくてはならないと。
自見 やっぱり夢って大事ですものね。
淵澤 楽しみが増えますね！
誘致委員会の会長になられて、プレッシャーありましたか？
榊原 誘致に向けて、
ロシアとアゼルバイジャンの2ヵ国が立候補して
大変な激戦が予想されていました。
誘致に立候補するには必ず勝ち取らなくてはいけない！
ただ、私は最初から勝てるという自信はありました。
淵澤 勝てる自信というのは、どこから？
榊原 国、政府ですね。そして大阪、関西という地方公共団体。
さらに我々、経済界。それから国民の皆様が一致して誘致しようという
オールジャパンの体制というのが出来ました。
これは非常に大きいです。それから万博のテーマが
「いのち輝く未来社会のデザイン」。その内容は今日本が進めている
Society5.0という未来社会。その未来社会を実現する場。
その中で国連が推進しているSDGs（持続可能な開発目標）。
これを実現する、その姿を世界の人々に万博の場から発信をする、
そういったコンセプトなんです。
