• Facebook
  • Twitter
  • LINE

日本栄養士会会長の中村丁次さん「赤ちゃん防災プロジェクト」

  • LINEで送る

6月2日(日)の放送では日本栄養士会会長の中村丁次さんをお迎えして
「赤ちゃん防災プロジェクト」についてお伺いしました。

自見 日本栄養士会の中には、災害支援チーム「JDA-DAT」というのが
   あるんです。

淵澤 どのようなチームなんですか?

中村 東日本大震災の体験からつくられたものです。
   私もあの時は5月に現地に入りました。
   そしたら避難所に山のように食料が世界中から届いていたんです。
   多くの人は被災地に食べ物を送れば問題は解決すると思っていた。
   でも現地では人々にどのようにして健康的に配るかという
   システムがなかったんです。
   だから栄養のバランスを崩して「かっけ」もでたんです。
   そこで栄養の管理のもと、特殊部隊をつくろうと思い
   「JDA-DAT」をつくりました。

自見 そして11月19日というのが、ひとつキーワードになっています。
   11月19日は、いい備蓄の日なんです。

淵澤 11でいい、19でびちく。

自見 昨年、この日に合わせて中村会長に音頭をとって頂き、
   JDA-DATで、災害時の乳幼児支援を目的とした
   「赤ちゃん防災プロジェクト」を発表させて頂きました。
   野田聖子先生、塩崎恭久先生、そして文京区が第1号で
   自治体として基礎備蓄の中に、組み込んでいただいて
   文京区の成澤区長にもおいでいただきました。

   そしてきょうは「赤ちゃん防災プロジェクトの栄養ハンドブック」を
   手元に用意して頂きました。

淵澤 小冊子ですね。

自見 これは母子手帳に挟めるサイズですね。
   冊子の中には「災害時こそ、まずは母乳!」「粉ミルクの作り方」
   「液体ミルク」の項目でそれぞれ説明が書かれていて、
   国際的ガイドラインにのっとったプロジェクトのハンドブックを
   作って頂いたんです。

中村 そうですね。本当によくできていますよね。

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >