• Facebook
  • Twitter
  • LINE

日本薬剤師会の山本信夫会長「スマホで管理する日薬eお薬手帳」

  • LINEで送る

4月14日(日)の放送では日本薬剤師会の山本信夫会長をお迎えして
「日薬eお薬手帳」についてお伺いしました。

自見 現在、お薬の飲み残しが問題となっています。
   金額にすると、年間およそ500億円とも言われていますね。

山本 薬剤師からすると一生懸命つくったお薬を
   きちんと飲んでいただけないことは、
   とても悲しいことです。お薬は飲まないと効きません。
   たくさんの量があって飲みきれないものもあれば、
   なぜ?この薬を飲むのか分からなくて、飲まなくてもいいと
   なってしまう場合もあります。

   若い方々は、薬をそう飲む機会はありませんが
   お年を召してくると、痛みがないとついつい忘れがちになります。

   ですので薬剤師がきちんと説明し
   ときにはお宅までお邪魔して
   いま、何のお薬を飲んでいるのか、ということを正確に薬剤師が
   把握できれば、整理が出来ます。

自見 日本薬剤師会では、スマートフォンで操作する
   「日薬eお薬手帳」というサービスを行っているんですよね。

山本 お薬手帳がスマホに入っているものです。
   クラウドに入っているのでデータの呼び出しも実に簡単です。
   これからどんどん増えていくと思います。

自見 この「日薬eお薬手帳」は、東日本大震災などの災害がきっかけで
   生まれたものだそうですね。

山本 災害時、お薬手帳を持っていた方には、素早く次のお薬を提供できました。

   また今自分が何を飲んでいるのか?という記録をご自身で持つことで、
   自分がこの薬を飲んでいるという自覚を持てるようになると思います。

自見 この番組のタイトルは
   「すくすく育て、子どもの未来健康プロジェクト」です。
   最後に、ラジオの前の子育て中のパパやママへ。メッセージお願いします!
  
山本 お薬は大事なものなのできちんと使ってほしい。
   そしてお子さんの前でお薬を気楽に飲むようなことは
   してほしくないです。
   薬を飲んで元気になった姿を子供が見ていると
   大人になった時、悪い人からこの薬を飲むと元気になると言われ、
   悪い道に入ってしまう恐れがあります。

   お薬は手の届かないところに置くということが定説になっていますが、
   大きくなると手が届いてしまうので、きちんとしまう。
   お薬はなくてはならないもので、きちんと飲まなくてはいけませんが
   お薬はお薬として、しっかりと考えて頂けるとありがたいと思います。

自見 健康教育という意味もありますよね。

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >