• Facebook
  • Twitter
  • LINE

日本薬剤師会の山本信夫会長「うっかり・ドーピング」をなくすためには?

  • LINEで送る

4月7日(日)の放送では日本薬剤師会の山本信夫会長をお迎えして「うっかり・ドーピング」についてお伺いしました。

自見 今年は、ラグビーのワールドカップが日本で開催。そして来年は東京
   で、オリンピック・パラリンピックが開催されます。
   選手達が気を付けなければならないのが、
   意図せず禁止薬物を飲んでしまう「うっかり・ドーピング」。
   ユニークな名称ですね。

山本 選手の方々はオリンピックレベルになると、
   選手村に入っていらっしゃるので、あまり影響はないと思うんです。
   しかしそうは言っても、たまには街に観光に出ていき
   ついついドラッグストアで薬を買ってしまう。
   たまたま禁止薬物が入っているケースがあるので
   それを通して「うっかり・ドーピング」という名前にしています。

   薬に「禁止薬物」を表示したほうがいいなどの議論もあるんですが、
   まずは薬を購入する時は、黙って買わずに薬剤師に聞いてほしいです。

自見 「スポーツ・ファーマシスト」という資格もあるんですか?

山本 国家資格ではないんですが、
   JADA=日本アンチ・ドーピング機構と、日本薬剤師会が
   数年前にお話し合いをして「うっかり ドーピング」を防ぐために
   「スポーツ・ファーマシスト」をつくりました。
   毎年毎年、禁止薬物は変わりますので勉強して、
   毎月更新していくというものです。

自見 かなりの勉強量ですよね。

山本 禁止薬物というのは面白くて、去年よかったのに今年はダメとか。
   去年ダメだったものがよくなったりします。
   
自見 そしていよいよ来年に迫りました東京オリンピック・パラリンピック。
   日本薬剤師会では、どのような協力体制をとっていかれるんですか?

山本 選手村に常駐する薬剤師のボランティアの募集をしています。
   おととしの暮れに行った調査では、
   千人近くボランティアに行ってもいい!と。
   現在、それに近い数の薬剤師が登録していると、聞いています。
   
自見 東京オリンピック・パラリンピックで、医療職が活躍する場面があると
   いうのは、わくわくしますね。

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >