2月25日(日)の放送では、関根麻里さんに学生時代のお話を伺いました。
淵澤 きょうはお父様からのアドバイスというテーマでお話を伺います。
尾木 関根麻里さんは中学時代、髪の毛を染めたいと思った時に、
お父様に相談されたそうですね。
関根 父は「今じゃないよ。それ、勉強に必要ですか?
どうしても必要なら1日で洗い流せるモノでやりないさい」と。
だから1日で洗い流せるもので、やりました。
1日茶髪にして、それで気が済みました。
尾木 そのアドバイスいいですね、
僕も中学校の教員やっていた時、それを言えばよかった。
関根 その後、アメリカに留学した時に「黒髪、綺麗だね」と
褒められることが多かったので
黒髪はアイデンティティだと思って、
もう、染めたいとは思わなくなりました。
尾木 関根麻里さんは一時期、不登校になりかけたことが
あったそうですね。
関根 高校生の、いわゆるモヤモヤする思春期の時期に。
父は、当時、家で飼っていたゴールデンレトリバーのライルと、
散歩してみない?と、声をかけてくれたんです。
一緒に歩いていると、モヤモヤが晴れてきて。
ライルのおかげで、学校に行けるようになりました。
犬のチカラ、動物のチカラ、アニマルセラピーってあるんだなって思いました。
尾木 素敵なアドバイスですね。
不登校の場合、行かせることに夢中になるご両親は、多いですけど。
お父様、とてもお上手ですね。
関根 父は優等生タイプではなかったので、共感できたらしいです。
わかる、わかる、そういう時期だよねと理解してくれました。
尾木 素敵ですね~。
そして関根勤さんは「楽しさ貯金」という哲学を持っていたそうですね。
関根 先週お話した「ケツケツダンス」もそうなんですが、
父なりに考えがあって、子供の頃、楽しい想い出があると、
大人になって壁にぶつかった時、辛いことがあった時、乗り越えられると。
辛いことよりも、楽しいことが多いと
ドロップアウトしないから、とにかく、たくさんふざけようと。
そのことを楽しさ貯金と言っていました。
私も自分の娘に楽しさ貯金をたくさん蓄えようと、
楽しいことや愛情を、たくさん注いでいます。