この放送は8月31日に収録しました
10月15日(日)の放送ではラグビー元:日本代表の福岡堅樹が出演。2度の大怪我について伺いました。
淵澤 福岡さんは4年前のラグビーワールドカップ日本大会で俊足を生かし、
日本代表のベスト8進出に貢献されました。
自見 子供の頃から、走るのが早かったんですか?
福岡 そうですね。かけっこでは負けなしです。
中学生の時、陸上部に所属していました。
記録会で11秒75でした。
自見 高校2年生の時、17歳以下の日本代表候補の合宿に参加する1週間前に
左膝の前十字靱帯を断裂する大怪我をされた。
この時の状況は?
福岡 練習試合中にタックルをされて、膝が横になりました。
怪我をした瞬間、これはヤバイと思いました。
自見 即、入院?
福岡 即、手術でした。
でも自分の中ではわりとポジティブに切り替えられました。
高校3年生の花園(全国大会)予選には間に合う、
最悪の状況じゃなくてよかったなと思いました。
自見 そして高校3年の時、今度は右膝の前十字靱帯を断裂。
福岡 そうです、今度は逆の膝の前十字靱帯でした。
前の怪我から復帰して3ヵ月後でした。
自見 これでは全国大会に間に合わないと。
福岡 そうですね、焦りはありました。
でもその時のお医者さんが
手術をすると、全国大会の予選に間に合わないけど
テーピングや注射などでごまかせば、
100%ではないけれど、出場は出来ると
提案してくれました。当時の夢は花園出場で、
その先のことは考えていなかったので、
出場できるチャンスがあるなら、それで行きますと。
自見 結局、花園へは?
福岡 夢の舞台に、前十字靱帯ないまま出場しました。
自見 その後、足に入れたボルトを抜く手術の際、
全身麻酔せずに、過程をモニターで見ていたそうですね。
福岡 その先生にも、将来医師になりたいと伝えていて。
「だったら見る?」と。
あ~、こんな風にやるんだと理解しました。
自見 冷静ですね。
普通は自分の手術の様子を見ると、パニックになる方も
いらっしゃいます。
福岡さんにとって、その先生との出会いが
将来に向けてのひとつの転機になったそうですね。
福岡 具体的な目標として定められたのは、
その先生との出会いが大きいと思います。