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ラグビー元:日本代表の福岡堅樹さん。トライ後のパフォーマンスに、お父様が激怒。

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この放送は8月31日に収録しました

10月8日(日)の放送では、ラグビー元:日本代表の福岡堅樹が出演。お父さんとの関係について伺いました。

淵澤  いまラグビーのワールドカップ、盛り上がっていますが
    福岡さんは4年前の、日本大会で俊足を生かして
    日本代表のベスト8進出に貢献されました。

自見  福岡さんは5歳からラグビーを始められています。
    お父様がコーチ。

福岡   そうです。基本的に保護者の方がボランティアでコーチをやります。
    毎週、土日、一緒にやっていました。

淵澤  最初にお父様から誘われた時、いかがでしたか?

福岡  全然記憶にないんですけど、
    ラグビーという存在をそもそも知らなかったので。
    ただカラダを動かすことが好きだったので、
    「行くか?」と聞かれて、行ってみたら、そのままハマっちゃいました。

淵澤  昔からスポーツ万能、足も速かったということですよね。
    50メートル走は?

福岡  5秒8がベストです。

淵澤  お父様から試合中に一度だけ、怒られたことがあるそうですね。

福岡  基本的に怒るということはなかったんですが、
    トライをした後にかっこをつけて、パフォーマンスをしたんですね。
    そうしたら、ものすごく怒られました。

自見  それは何故ですか?

福岡  トライというのは自分だけのものではない。
    周りがつないでくれたもの、
    それをさも自分だけがやったかのように、
    パフォーマンスするのはよくない。

自見  それはラグビーでは一般的な考え方なんですか?

福岡  そうですね。
    いまではトライに対してパフォーマンスすることは増えていますが、
    考え方、ベースとしては、
    自分だけのチカラではない、という気持ちは根付いています。

自見  あくまでもチームとして。

福岡  味方が運んでくれたボールを最後に、置いただけです。

自見  利他的精神ですね。

福岡  そこがラグビーのいいところだと思います。

自見  子供の頃から、お父様とは一緒にお風呂に入ることが
    日課だったそうですね。反抗期は?

福岡  父に対する反抗期は1回もありませんでした。

自見  今も?

福岡  全くないです。

自見  男の子ってお父さんと反目しそうですけどね。

福岡  父も覚悟していたそうで、拍子抜けしたと言われました。

自見  今でも一緒に入るんですか?

福岡  そうですね、たまに実家に帰った時には一緒にお風呂に入って
    色んな話をします。

自見  コミュニケーションの場になっているんですね。

福岡  昔はお風呂で一緒に歌ったりしていました。
    田舎なので、隣との距離も広く、歌っても大丈夫です。

自見  福岡さんは紆余曲折あって、現在は医学部に通われています。
    高校から大学への進路に悩まれた時、
    お父様に背中を押してもらったそうですね。

福岡  筑波の医学部ではない学部に行くことになった時に
    「後悔しない道を行ってほしい」と言われました。
    その時に何をやめると後悔するか、
    これは、その後の人生の判断基準にしています。

    (高校で)ラグビーを辞めてしまうことが一番後悔するのではないか、
    まずはラグビーをやれるところまでやろうと、思いました。
    父も「この後、どうしても医学部に行きたくなったら
    その時、勉強する分はサポートするから」と、
    言って背中を押してくれました。

自見  そして福岡さんは4年前のラグビーワールドカップで、大活躍でした。
    お父様、どのような反応でしたか?

福岡  「世界一、幸せにしてくれてありがとう」と言われました。
    すごくうれしかったです。

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