• Facebook
  • Twitter
  • LINE

ラグビー元:日本代表の福岡堅樹さん。東京オリンピック1年延期。シャワーを浴びながら15分間で引退を決断

  • LINEで送る

この放送は8月31日に収録しました

10月22日(日)の放送では、ラグビー元:日本代表の福岡堅樹が出演。現役引退について伺いました。

淵澤  福岡さんは4年前のラグビーワールドカップ日本大会で俊足を生かし、
    日本代表のベスト8進出に貢献されました。
    そして東京オリンピックの7人制ラグビーを経ての
    引退を考えていらっしゃったんですが
    新型コロナの影響で、大会は1年延期になりました。
    福岡さんは大会前の2021年5月に
    29歳で現役を引退されました。

自見  多くのスポーツ選手にとって、東京オリンピック・パラリンピックの
    1年延期は、すごく衝撃だったと思います。
    あの時の心境は?

福岡  発表前に延期になるのではと、少し噂がありました。
    その時から1年延期されたらどうするか、考えていました。
    シャワーを浴びている15分間で、引退を決断しました。
    自分の中で、こういうものなんだなと。

自見  この時、将来、医者になりたいという思いがあったから、
    こっちへ行くぞ、という切り替えはあったんですか?

福岡  もともと、2020年に医学部に行くという目標があって、
    それがあるから頑張れていました。
    それを1年延期するということは、自分のポリシーにも反すると思いました。
    逆にここで断念すると決めてしまえば、
    合宿にあてる時間も、勉強にあてることもでき、
    よりスムーズにセカンドキャリアに進めるのではないかと。
    
自見  引き止められることは、なかったんですか?

福岡  チームの方々も、自分の意思を尊重してくださって。
    とても感謝しています。

自見  そして見事に2021年に順天堂大学の医学部に合格。
    受験勉強中も、プロ契約が残っていたということで、
    予備校に通いながら、トレーニングもされていたそうです。

福岡  東京の予備校に通い、群馬のチームに所属、
    その往復を繰り返していました。
    
淵澤  なんで、そんなに頑張れるんですか?

福岡  子供の頃から、短期集中型で、
    色々な習い事をやらせてもらって、
    目先を変えながら、切り替えていくことが得意になりました。

自見  こんなお医者さんになりたい、というイメージありますか?

福岡  まだ何科に行くか決めていませんが、
    自分自身が影響を受けたドクター(高校生の時お世話になった)のように、
    患者さんの人生、心の部分に寄り添えるような
    医者になりたいと思います。

自見  最後にスポーツをしている子供たちに、メッセージお願いします。

福岡  近年はコロナだったりで、出来ないことがたくさんあったと思います。
    出来ないことを嘆くよりも、出来ないからこそ、
    目先を変えると、出来ることが見つかると思います。
    出来ることに集中して、頑張っていると、
    きっとそれが将来、繋がることがあると思います。
    自分はそうやって、後悔のない人生を生きられているので、
    是非、前を見て頑張ってほしいと思います。

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >