3月5日(日)の放送では、経済的困難を抱えた子供達に、学習支援や居場所の支援を行う認定NPO法人Learning for All 代表、李炯植さんに「こども家庭庁」に対する期待を伺いました。
淵沢 李炯植さんは、昨年の8月に
政府の「こどもの居場所づくりに関する調査研究」の
検討委員に選出されました。お気持ちはいかがですか?
李 国の委員に選んでいただくのは初めてだったので、とてもうれしかったです。
生活困窮世帯のお子さんや虐待されているお子さんの対策に
チカラを入れていた時期だったので、
そういう現場の声を届けられるということで、うれしくもあり、
緊張もしました。
淵沢 そしていよいよ、こども家庭庁が4月1日、創立されます。
期待すること、教えてください。
李 子供真ん中を謳ってくれています。
社会全体で、子供を真ん中において、
良い社会にという気運が、かなり高まっています。
そして子供の権利が真ん中に置かれて、
子供達の声から、どういう社会を作っていけばいいのか、
本質的な問いを投げかけていく、
そんなこども家庭庁になってほしいと思っています。
そのためには、あらゆる縦割りを打破してほしい。
大人の都合は子供に関係ありません。
子供達が幸せになるために、社会がどうあるべきか、
この想いが社会を動かしていくのではないかと思っています。
自見 李さんは、2021年にお嬢さんがお生まれになりました。
子育て、真っ盛りだと思います。
同じように現在子育て中のママやパパへ、メッセージお願いします!
李 皆さん、大変だと思います。
こんなに熱出すかと(笑)
こんなに謎に夜泣きをするかと(笑)
衝撃的な日々です。
でも子供の成長や笑顔を見たら、
辛い気持ちは一瞬でふっとぶと思います。
ただ、無理せず。
子育ては社会全体で行うものだと思うので、
疲れた、しんどい、と感じた時は
自分だけで頑張り過ぎずに、社会の方々を巻き込んで
一緒に子育てをしていければと思っております。