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静岡県裾野市私立「さくら保育園」の事件を受けて、尾木ママが解説「保育士のストレス」

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1月15日(日)の放送では教育評論家の尾木直樹さんに、静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で起きた事件について解説して頂きました。

淵沢  去年、静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で、園児への暴行容疑で
    元保育士3人が逮捕される事件が起きました。
    保育士が4歳児をカッターで脅す行為や
    保育園が保育士に対し、口外しないように誓約書を書かせていたなど、
    報道で知って、とても怖くなりました。

尾木  この問題は、いくつかの側面があると思います。
    0歳児、1歳児でも子供達には人権があるという、意識が弱かった。
    ひどいことをやっても、これはしつけだとかね。
    そこには嘘はなかったと思いますが、感覚がずれているんだと思います。
    しかも0歳児、1歳児は発信が出来ないんです。
    だから余計、大人の私たちが気を使わないといけないと思います。
    
自見  あってはならないことです。
    その一方で、保育の現場で頑張っていらっしゃる方、たくさんおられます。
    なので委縮することがあってはいけない。
    バランスが難しいと思います。

尾木  様々取材していると「コロナ禍」というのが大きな背景のひとつに
    あるように思えるんです。
    保育現場は感染防止に、ものすごく気を使われています。
    おもちゃなどの消毒は全て行っています。
    しかも検温は何度も、やらなくてはいけない。
    喚起は30分に1回です。喚起も徹底しておられます。
    何よりもストレスが溜る原因は、保護者との接触が出来ない事です。
    入口のところで保育士さんに子供を預けて、それで終わり。
    だから、おしゃべりも出来ない。
    また保護者同士のおしゃべりも出来ない。

自見  すごく大きいですよね。

尾木  そうなんです。
    保育士さんにかかるストレスが
    これまでとは比較にならないほど、大きいと思います。

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