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教育評論家の尾木直樹さん。成人式の講演依頼を断り続けた理由

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1月8日(日)の放送では教育評論家の尾木直樹さんに、新成人に向けてメッセージを伺いました。

淵沢  あしたは成人の日です。

自見  尾木ママは成人式の式典の講演依頼を、長年、断っていたそうですね。

尾木  18歳成人になる前までは、断っていました。
    20歳の時に集まってくる参加者は、みんな同窓会気分。
    だから地域によってはお祭り騒ぎなんですよ。
    だから誰も講演者の話を聞かないんですね。
    講演をすると、ほとんどの先生方が大失敗。
    それなら有名なアーティストを呼んで
    コンサートをやってもらう方が効果的だと思います。
    
自見  尾木ママが思う、理想の成人の式典は?

尾木  18歳成人と自治体が共催するべきだと思います。
    新社会人がアイデアを出して、
    自治体は支援するから、やってごらんと。

自見  自分達がまず一歩を踏み出してみようよと。素敵ですね。
    そして去年の4月、成人年齢が引き下げられました。
    ご意見をぜひ、お聞かせください。

尾木  18歳で成人ということは、
    1994年の児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)
    に明記されていました。
    それを日本では長い間、スルーしてきました。
    日本は28年間、遅れていました。
    国際社会はほとんど1998年に18歳成人になりました。

自見  議論になったのは刑罰の問題ですね。
    それも少年法の改正とあいまって、
    成人年齢、18歳ということにようやくなりました。

淵沢  それでは尾木ママ、新成人のみなさんにメッセージ、お願いします。

尾木  おめでとうございます。
    皆さんは新型コロナの時代を生きてきました。
    みなさんはいま、進行形のロシアの侵略など、
    日本ではありませんが、まさに戦時下を生きてこられています。
    我々大人は、みなさんのことをリスペクトしています。
    そういう目線で見ていますので、
    大人達と新成人の皆さんがパートナーシップを結んで
    様々な問題を打開して、生きていきたいと、僕は個人的に考えていますので、
    みんなー、がんばろうね!

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