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認定NPO法人フローレンス 駒崎弘樹会長。こども家庭庁へ2つの提言。こども予算倍増化計画と児童虐待ゼロ

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12月18日(日)の放送では認定NPO法人フローレンス 会長の、駒崎弘樹さんに医療的ケア児について、そしてこども家庭庁への提言を伺いました。

淵沢  きょうは医療的ケア児について伺います。

駒崎  以前、あるお母さんから、
    いま育休中で仕事に復帰しようと思っているけれども
    どこの保育園も預かってくれない、相談を受けたことがありました。
    どんなお子さんなんだろうと思ったら
    人工呼吸器をつけている、医療的ケア児だったんです。

    医療的ケア児を受け入れている保育園を探してみたら
    東京中どこを探してもなかったんです。
    そこで医療的ケア児を預かれる仕組みができないかと奔走しました。

    実はいま、医療的ケア児のお子さんは増えています。
    これは医療関係のみなさんが頑張って
    医療が発達して、500gで産まれても命が助かるんです。
    その変わり医療的デバイス、
    呼吸器などと一緒に生きるお子さんが増えているんです。
    ひとたび、そのようなデバイスを付けてしまうと
    保育園は預かってくれないんです。

    親御さんは365日、看病しないといけない。
    そしてバーンアウトしてしまう恐れがあります。
    そこで医療的ケア児を預かれる日本で最初の保育園を作ろうと頑張って、
    2014年に医療的ケア児を受け入れる保育園ヘレンを作りました。

淵沢  来年の4月、こども家庭庁が出来ます。
    駒崎さん、こども家庭庁については?

駒崎  大変すばらしいことだと思います!
    ただいくつか提言があります。
    1つはお金についてです。
    日本は子供予算がめちゃくちゃ少ないんです。
    倍増してもフランスと同水準ぐらいなんです。
    こうなったら、子供予算倍増化計画をやってほしいです。
    ほかにも児童虐待ゼロにしたいです。
    いま、こうしている間にも苦しんでいる子供たちがいます。
    1週間にひとり、子供が命を落としています。

淵沢  私、知りませんでした。

自見  心中など、ご両親と命を絶つなど、
    想像するだけでも心が裂けてしまう、悲しい現実があります。

駒崎  虐待を未然に防ぐ、ということを民間、そして国が
    一緒にやっていきたいと思います。

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