10月23日(日)の放送では俳優の京本政樹さんに子供の頃のお話を伺いました。
淵沢 京本さんのご実家はお魚屋さん？
京本 鮮魚店を営んでいて、家が魚屋さんではなかったです。
よく魚をすごく食べたように思われるんですが、
親は意外とお肉を買ってきて、食べさせてくれました。
だから肉食でしたね。
自見 学生時代の夢は何だったんですか？
京本 中学生の頃、絵に目覚めました。
絵の才能があったのかな。
剣道部だったんですけど、授業で絵を描いたら褒められて
通信簿を見ると、部活の欄に『剣道部 美術部』と書いてあるんです。
先生に「僕、美術部じゃないんですよ」と言うと、
先生は「美大に行くために書いておいたよ」と言ってくれたんです。
その瞬間「美大へ行く！」と感じました。
自見 この番組では子供の頃、影響を受けた1冊の本について伺っています。
京本さんが影響を受けた1冊、教えてください。
京本 美術本を探しに本屋さんに行ったら
小田実さんの『何でも見てやろう』のタイトルが目に飛び込んできました。
色々な国を旅行して、何でも見てやろうという旅行記なんですが、
未だに持っているんです。内容は忘れちゃったんですけど（笑）
ただタイトルだけは自分にフィットしました。
自見 何でも見てやろう、京本さんの人生そのものですね。
京本 とても大切なことだなと思ったんです。
人生で、あの経験もして、この経験もして、
絶対に大事なことだなと思いました。
もちろん子供の頃は小松左京さん読んだ、眉村卓さん読んだ。
わりとSF小説が好きでした。
眉村卓さんに手紙を書いたこともありました。
そうしたら眉村卓さんからお返事を2回ぐらい頂いて。
のちにテレビ版の『ねらわれた学園（原作眉村卓）』で
京極青年を演じることになるんですけど。
自見 すごい！
京本 そういう人生でしたね。
