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内閣府特命担当大臣の小倉將信。死別や転職などで誰にでも起こり得る孤独・孤立の実態

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10月2日(日)の放送では内閣府特命担当大臣で衆議院議員の小倉將信さんに日本における孤独・孤立の実態について伺いました。

淵沢  小倉さんは現在、こども政策、少子化対策、共生社会、男女共同参画、
    女性活躍、孤独・孤立対策を担当される、内閣府特命担当大臣です。
    小倉さんは内閣府特命担当大臣として、日本が抱える様々な問題に
    取り組まれています。この中の孤独・孤立対策では、
    具体的にどのようなことをされているんですか?

小倉  我が国の自殺者数は歴史的に見ても高い水準です。
    下がってはきているものの、足元で増加傾向にあります。

    特に若年層と女性の自殺者数が増えてきています。
    その原因の一端に孤独・孤立があると思っております。

    孤独・孤立に対する重点計画を作りまして
    それをもとに、孤独・孤立の問題に取り組んでいらっしゃるNPOの皆さん方に、
    予算を作って支援いたしております。
    これまでバラバラだったNPOを、
    官民連携のプラットホームで、情報共有できる場を作りました。

    孤独・孤立に関しまして人数や、何に悩んでいるのかなど実態調査を行いました。
    これから、そういったものを更に活用していきたいと思います。

淵沢  対策の対象年齢は?

小倉  調査結果を見てみますと、
    孤独・孤立に悩まれている方は、20代30代の方が多いです。
    70代が一番低いというデータが出ています。
    しかし低いだけで世代まんべんなく、男女関係なく、いらっしゃいます。
    特定の世代の問題ではなく、全ての人の問題だと思います。
    
    また孤独・孤立を感じるきっかけは、家族との死別ですとか、
    あるいは転職などの、ライフイベントで起きます。

    だからこれまで孤独・孤立を感じてこなかった人たちも、
    なんらかのライフイベントで孤独・孤立になる可能性もあります。
    あらゆる国民に潜在的に関係してくる問題だと考えています。

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