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教育評論家で子育て評論家の石川幸夫さん。子供の頃影響を受けた一冊は「桃太郎」。オトナがつける一番素敵な嘘が詰まってる

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8月14日(日)の放送では教育評論家で子育て評論家の石川幸夫さんに子供の頃のお話を
伺いました。

自見  石川さんは東京都築地のご出身。どのようなお子さんでしたか?

石川  下町育ちで、佃煮ともんじゃで有名な新富町というところで育って、
    そこから足立区に引っ越しました。
    当時は田んぼと畑ばかりで。虫とりをやって毎日が遠足気分でした。

自見  当時は自然が豊かだったんですね。

石川  子供たちにそのような環境があったらと、いま、思います。

自見  高校時代から
    小学校の校庭開放や、東京都内の教育委員会主催のイベントなどを、
    お手伝いされていたそうですね。

石川  子供と遊ぶことが好きで。
    高校の時の先生がとてもいい人で、私も教師に憧れていました。
    北区で校庭開放委員というのを募集していまして、
    友達と応募しました。
    それで放課後や日曜日に、子供達と遊んでいました。
    
自見  私も実は高校の時にボランティア倶楽部で
    小学校の子供達に物を教えていた時期がありました。

石川  子供たちと一緒に、同じ汗を流すということを、
    最近のオトナは忘れているような気がします。

自見  石川さんは大学卒業後、1974年(昭和49年)銀行に就職されました。
    その傍ら、東京都北区の教育委員会主催の音楽フェスティバルで、
    審査委員や審査委員長をされていたそうですね。

石川  教員になる前に社会を勉強しようと思いまして、
    自分の専門でしたコンピューターを生かそうと信託銀行に入りました。
    でも子供たちとのことが忘れられなかったので、
    校庭開放や、北区の教育委員会主催のフェスティバルに招かれました。
    それは30年間続きました。

自見  この番組では子供の頃、影響を受けた1冊の本について伺っています。
    影響を受けた1冊、教えてください。

石川  恥ずかしいんですが、桃太郎です(笑)

自見  私も大好きです。

石川  よくなぜ?って聞かれるんですけど、
    こんな不思議な物語はありません。
    まず桃から子供は生まれてこないし(笑)
    なぜ、猿やキジはしゃべれるのか?
    鬼って本当にいるのか?とか。
    要するに子供の好奇心を高めてくれる。
    そこに自分自身が影響を受けました。

自見  考えてみればファンタジーですよね。

石川  オトナがつける、一番素敵な嘘かもしれませんね。  
    子供達の心をくすぐっているような気がします。

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