8月7日(日)の放送では日本医師会の松本吉郎会長に「開業医としての信条」を伺いました。
自見 松本会長は昭和63年(1988年)
埼玉県の大宮市(現在のさいたま市)で
皮膚科と形成外科の医院を開業されています。
年間340日間、患者さんと直接、接してこられているそうですね。
朝6時から列が出来ているとか?
松本 2年前の新型コロナの流行後、
密を避けるため、そして少しでも待ち時間を短くするために、
朝早くから診察をしています。
早くから来ていただいている患者さんに感謝しています。
自見 すごい信頼関係ですね。
松本 日本医師会の役員になりましても、
現場を知っておくというのは大事だと思います。
あくまでも私は臨床医です。
役員になって診療出来る時間は短くなってしまいましたが、
出来る限り、頑張っていきたいと思っています。
自見 開業医として「信条」があるそうですね。お聞かせください。
松本 大学の先生は相当上のことを要求されると思いますが、
我々開業医は、少し変な言い方ですが通信簿でオール3でもいいと
思っています。
要するに2がない方がいいということです。
1や2があってはいけない。3以上なくてはならない。
逆に5はそんなにいらない。ひとつぐらい4や5があって、
後はオールラウンドに出来る方がいいのかな、というのが私の考えです。
自見 まさに総合的なかかりつけ医ですね。
松本 なるべく幅広く、自分の技量を磨いて
出来ることを増やしていく努力が必要なのかなと思います。
淵沢 この番組のタイトルは
「すくすく育て、子どもの未来健康プロジェクト」です。
最後に、ラジオの前の子育て中のママやパパへ。メッセージお願いします!
松本 この少子化の中で、お子さんを育てることは
日本の未来にとっても素晴らしいことです。
楽しんでお子さんを育ててください。
今年の4月20日、娘夫婦に初孫が産まれました。
忙しくて1回しか会えていませんが、
動画送ってもらっています。
すくすく育つ姿を見て、自分の仕事の糧にしております。
子供を育てることは大変だと思いますが、
その中に楽しみを見つけ、喜びを見出しながら、
是非頑張って育てていってほしいです。