12月12日(日)の放送では教育評論家で、法政大学名誉教授の、尾木直樹さんに
「こども庁創設に向けての提案」を伺いました。
淵沢 「こども庁創設」に向けての課題はなんですか?
自見 いくつかあると思います。
子供の権利をどうやって守っていくのか。
理念の打ち出し方ですとか。
子供に関する行政は複雑多岐にわたって入り組んでいるので、
理念のもとで中央省庁間でどう整理をしていくのか。
そしてこれが一番大事なんですが、どう連携していくのか。
今までの中央省庁の政策の問題点は、中央省庁の自己満足的な縦割りを
そのまま地方に流しているということなんですね。
それをそうではなく、現場の自治体から見て中央省庁がどうあるべきか、
という発想に立って物事をやらないと本当の意味で
お父さん、お母さん、子供たちに届く政策にはならない。
淵沢 尾木さんが「こども庁」に期待されていることは?
尾木 今、自見さんは現場の声、
地方自治体の声を聴いて発展させていくとおっしゃいました。
それと同じで子供の問題は、子供に聞くのが一番なんです。
だから子供の意見を参考にする、時には子供委員会を設置して
子供参画でやっていくのが一番だと思います。早いしチカラになります。
子供がわがままなことを言うと、ご心配される方もいるとは思いますが、
大丈夫だと思います。自分たちも参加したとなると自己責任感が物凄く出てくる
と思います。
自見 子供はものすごく、問題解決能力、持っていますよね。
洞察力も鋭いですし、大人以上に問題解決能力あると感じる時があります。