11月21日(日)の放送では小児科医で感染症がご専門、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長に「新型コロナワクチン接種に関するSNSの噂」について伺いました。
淵沢 新型コロナワクチン接種の副反応に関して様々な噂があります。
岡部 副反応といっても様々で、様子をみているだけで治るものもあります。
日常生活に差し障りのないものから、
稀ですが日常生活に差し障りのあるものまで。
腫れたり、熱が出たりするのは事実です。
珍しいですが「心筋症」をおこすのではないかなど。
また「不妊になる」とか「流産する」などの心配事で
ご質問を頂くんですが、これは根拠がない「噂」です。
新しいワクチンの時に必ず出てくるのが「不妊・流産」。
おそらく、このような話はみんなが不安になりやすいんです。
自見 インターネットで、よくつぶやかれていますよね。
岡部 「不妊・流産」について言えば、動物の実験でもありません。
理論上もないです。これだけ世界中でワクチン接種が行われていますが
「不妊・流産」という情報は入ってきていません。
淵沢 新しいワクチンが出来ると「噂」が出てきてしまいますよね。
岡部 色々な情報を知るというのは大切なことなんですが、
不安な話というのは、以前でしたら人から人へ、口伝でした。
いまはソーシャルメディアで、あっという間に広がってしまいます。
しかも不安なものほど、目につきやすいので、
その不安が高まってしまうのが今の社会です。
その噂は、どこが出しているのかを見る習慣が必要だと思います。
