• Facebook
  • Twitter
  • LINE

デジタル改革担当大臣の平井卓也さん。デジタル庁のこだわりは、全省庁のお金の使い方を全部改めさせる

  • LINEで送る

3月28日(日)の放送では衆議院議員で、デジタル改革担当大臣/情報通信技術(IT)政策担当大臣/内閣府特命担当大臣の平井卓也さんに、9月発足予定のデジタル庁について伺いました。

淵澤  毎日お忙しい平井さんですが、健康管理はどのようにされてるんですか?

平井  よく食べ、よく寝て、嫌なことを忘れる。
    大臣室は10階なんですけど、2階にコンビニがあります。
    コンビニに行く時は階段を使います。

自見  国会議員の先生で健康に気をつけている方って
    わりと階段を意識的に使われる方が多いのではないかと思います。

平井  そうそう。階段は人に迷惑もかけないし。

二人  (笑)

淵澤  平井大臣は現在、
                デジタル改革担当大臣/情報通信技術(IT)政策担当大臣です。
    いつ頃からITにお詳しいんですか?

平井  デジタルというのは、私の大学時代、ほとんどなかったね。
    Windows95あたりから興味を持ち始めました。
    その後、自分でソフトウエアの会社を作ったり。
    でも自分自身はエンジニアではないので。
    エンジニアのわかる経営者を目指していました。

自見  まさにデジタルをどう使いこなすかというところに
    着眼点があったということですね。
    「デジタル庁」がどんなものになるのか、ご説明ください。

平井  9月1日発足予定ですが、まだ決めきれていません。
    集まる人の意見も聞きながら悩みながら、考えながら、進めていく。
    最近の言葉でいうと「アジャイル」。
    まあスタートアップ企業みたいなもので。
    ただこだわっているのは、全省庁のお金の使い方を全部改めさせる。
    こんなの使っちゃダメということは、止める権限を持てますから。
    予算要求の段階から。
                権限を行使して脅したりすることはありませんが、
    やっぱり国民の方を見てシステムを作り変えるという
                気持ちになってもらわないと。
                日本の行政はサービスを提供するということになっていないんです。
               そこは大事なところだと思います。

自見  先進国に比べて日本は「IT」の分野で遅れているのではないか?
    という指摘があります。

平井  ものすごく遅れていると思います。
    「世界電子政府ランキング」で193カ国中、14位。
    学校教育の分野ではOECD(経済協力開発機構)の中では最下位。

自見  確かに海外出張に行くと、
                ここ10年で日本はさらに遅れた印象があります。

平井  日本はこの10年で、遅れましたね。

淵澤  なんで遅れているんですか?

平井  国民が必要性を感じていない。不便で不親切なサービスが当たり前と   
    思っている。だから不満もない。
    デジタルがそういうのを変えてくれるとは思っていない。
    だからデジタルに対する期待が少なかったんだと思います。
    日本はよくできた社会システムを持っています。安全で便利。
    悪いことをする人はそんなにいないんです。

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >