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前:厚生労働大臣 塩崎恭久衆議院議員に聞く①

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<日銀出身の塩崎さん。なぜ「子供」の問題に熱心になったのか?>
自見)「塩崎さんは金融関係に強い政治家の先生かなあという
   イメージを持っていましたが、なぜここまで“子供”に対して
   ご熱心に取り組んで頂いているのか、
   その理由をお聞かせください」

塩崎)「もともとは、日本銀行出身だったので、金融とか経済とかが、
   メインフィールドだったんですが、
   当選して2回目か、3回目の時に
   僕の地元の愛媛県の児童養護施設をやってる方が、
   全国の養護施設の会長だったんです。
   その会長から『少し児童養護を勉強しろよ』と言われたんです。
   当時、根本(匠)、安倍(晋三)、石原(伸晃)
   そして私、塩崎(恭久)で、
   NAISグループ(頭文字をとって)って言われて、
   4人で勉強会をやってたんですね。
   そこで児童養護についてお話を聞いたのが、きっかけ。
   そういう中で、色んな擁護施設に行って、子供たちに会って。
   実は一般の家庭と全然違う。廊下に座ってゲームをやってる。
   普通だった親が『勉強しなさい』と言うでしょう。
   でも誰も何も言わない。これっておかしいし、
   これじゃあまともな心は育っていかないと思うようになって。
   なおかつ全国の児童養護施設を見ていくなかで、
   虐待で入る子供が今は6割強ですが当時は半分と言われていた。
   この子たちをどうやってまともにしていくか。
   そんななかで、この問題に、強く関心を持つようになりました」

<母子手帳をはじめ、日本が世界のお手本になっている>
自見)「たしか塩崎さんは、歴代の厚生労働大臣の中で
   最も多く外国に行かれたというお話を聞いております。
   そこで改めて、世界から見た日本の子供たちの現状を考えたと
   いうお話をお伺いした記憶があります」

塩崎)「子供の乳児死亡率をどうやって下げるかとか。
   そういうことが極めて大事な問題です。
   日本は、かつては大変だったんですが、
   今では世界の模範になっています。
   どうやって日本が世界に貢献できるのか。
   母子手帳もね。日本の工夫で、できているもので。
   これを見習っている国がたくさんあります。
   もっともっと、やっていこうじゃないかと。
   これを電子化していくことも大事だし」

自見)「データヘルスもそうなんですけど、
   塩崎さんが大臣として多くの領域を切り開いて頂いて。
   そこに必ず『母子保健』を入れて下さっていたというのは、
   私も参議院議員になって、厚生労働委員としても、
   本当に感動しながら、いつも委員会の質疑を聞いておりました」

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