12月13日(日)の放送では前厚生労働大臣政務官の自見はなこさんに新型コロナについて振り返っていただきました。
淵澤 自見さんと
「新型コロナウイルス」の関わりについてお聞かせください。
自見 私は厚生労働大臣政務官として
加藤勝信大臣をお支えする立場にありました。
1月からの新型コロナ対策本部の本部長代理ということで、
まさにど真ん中でコロナの対応にあたるという
任意を仰せつかっていました。
新型コロナについてのファーストミッションは
中国の武漢に住んでいた日本人の方々のうち希望される方を
無事に日本に戻すということでした。
淵澤 はい。
自見 私が関わったのは、まさにそこからでした。
武漢から戻られた方をお迎えする施設に
感染症の専門家の先生方にはチームとして入っていただきました。
医療スタッフ以外の事務スタッフも不安だったと思うのですが、
利用者の方から感謝のお手紙をいただきました。
それが掲示板に貼られていたのを見て、
私たちも目頭が熱くなりました。
無我夢中だったのですが、ホッとした瞬間でした。
正しく恐れるために感染者の波のことを
「ハンマー&ダンス」と表現されます。
何故ハンマーを叩くのかというと、
時間を稼ぐことがとても大事なんです。
感染者数を減らすことで、死者を減らす。
あるいは医療のひっ迫を減らすということはもちろんなんですが、
一番大事なのは、未知のウイルスの正体を知るということ。
そして同時に新しい治療法や治療薬の開発、そしてワクチンの開発、
これらのために時間を稼ぐのです。これがとても大事です。
ただ時間を稼ぐ中で過度に医療機関がひっ迫すると、
本来受けれるはずの新型コロナの治療も受けられなかったり、
あるいは通常の検診や手術など
普通だったら当たり前に受けれる治療が遅延しないことが必要です。
かつ、重要なことは医療と雇用。
このようなことをコロナは教えてくれたと思います。
この1年間辛い思いをしましたが、大きな「気づき」もありました。
みなさんと大きな困難を乗り越えている瞬間だと思っています。